宮崎県延岡ミャンマー友好会との共催によりネットワーキング・コースを開催−更なる相互理解と信頼関係の構築を目指して−

2015年9月1日

日本側から各社代表による会社紹介

2015年8月27日、ミャンマー日本人材開発センター(MJC)にて、宮崎県延岡市の延岡ミャンマー有効会との共催によるネットワーキング・コースが開催され、総勢30名の方が参加されました。

延岡ミャンマー友好会は昨年10月にJICAが実施したMJC日本研修の受け入れ先となり、研修生であるMJCの卒業生等15名がインターンやホームステイを行い親交を深めたのを機に設立されたものです。今回、同友好会の呼び掛けにより、宮崎県延岡市の経営者や商工会議所などの方が参加され、ミャンマー経営者との相互理解と信頼関係を構築することを目的としたネットワーキング・コースが行われ、日本側8名、ミャンマー側22名が活発な議論を行いました。

ミャンマー経営者からの積極的な質問

先ず日本側から各社代表による会社説明がなされ、その後ファシリテーターである竹井講師を中心に意見交換がなされました。ミャンマー側は積極的かつ具体的な質問を投げかけました。例えば「地質調査はしているのだろうか、ミャンマーでは今後事業を行う予定はあるのだろうか」、「ミャンマーには現在日本の製品が入ってきている。現在、我が社は飲料水と酒類の製造販売を行っているが、流通販路は持っている。何かあれば紹介してほしい。また進出の可能性があれば教えてほしい」など、日本からの投資を期待する声が多くあがり日本側を圧倒しましたが、ファシリテーターから、今回の趣旨は先ずはお互いに知り合う機会であることを説明し抑えるほどでした。

ミャンマー側からの質問に応える日本側各社代表

業種別グループでの意見交換

ネットワーキング・コース参加者の集合写真

その後、業種別にグループ分けを行い、そこで個別の興味に応じた交流が行われました。ミャンマーの経営者は柔軟でありチャンスがあればビジネスを行いたいと考えています。今回、先ずは互いに知り合う機会となり、その後の交流が継続し相互理解が進むことを期待しています。ある日本側の経営者の方は「みなさん非常に積極的で感銘を受けた。こうした機会を通じて今後も継続して付き合いたいと思いました。今後そのための予算も確保していきたい。彼らの思いに対して、できないことはできないが、できることには応えていきたいと思う。明日は個別に会社訪問もする予定となっている」とのことであり今後の進展が楽しみです。