「日本・ラオス企業就職フェアー」(LJI)

2016年5月31日

左から引原大使、サイコン副学長、JICA牧本次長

引原大使のスピーチの冒頭の挨拶は流暢なラオス語で来場者を驚かせていた

サイコン副学長からは、このフェアーを通し、一人でも多くの学生が就職できれば大変喜ばしいとのメッセージを頂く

去る5月18日(水)、第2回目となる「LJI日本・ラオス企業就職フェアー」を、日本企業8社、ラオス企業12社、また、食べ物ブース9社、合計29社の方々にご参加いただき、盛大に開催いたしました。

雨季に入っているはずのラオスですが、今年は雨が殆どなく、連日40度を超える暑さが続く天候のため、暑さ対策を心掛け正面玄関前の庭は日光が当たらなくなるほどテントを張り、ミスト装置付きの扇風機を何十台も準備し本番当日に臨みましたが、この日に限って開会式直前からぱらぱらと雨が落ちはじめ、来賓としてご出席いただいた引原在ラオス日本国大使、Assoc. Prof. Dr. Saykhong SAYNASINE(サイコン サイナシイン)副学長のお二人がオープニングスピーチをしていただく時には本降りとなっている状況でした。

オープニングスピーチを真剣に聞き入る参加学生

企業も広報のために多くの資料はDVD等で売り込み

やはり銀行「ラオべトバンク」に高い人気?

日系企業「マルハン銀行」ブースを訪問する引原大使

地方展開する日系企業「木谷電器」。切実な課題は、技能者不足と定着率の悪さと意識の低さ?

日系企業「丸紅」で説明に真剣に聞き入る学生

日系企業「TSB」の説明を聞き入る引原大使 TSBは昨年に聞き続き参加





今年の来場者数は雨の影響もあってか昨年に比べ少ないような印象を受けましたが、公式発表では昨年とほぼ同様の528名(昨年は519名)の方々にお越しいただけました。また、JETRO職員の方々を始め、今回ブースを出展できなかった日系企業の方々にも会場に足を運んでいただき、TVカメラや新聞会社の方々が取材している様子も伺うことが出来ました。

日系企業「ラオツムラ」のブース。ラオスは、農業の工業国化を進めるべきではないか?

パクセから参加いただいた、日系織物企業「アンドウ株式会社」も昨年に引き続き参加

日系企業「MYXAY SANA」「LAO ASEAN LEASING CO., LTD 」はジョイントベンチャーとして進出した新会社

「日本留学生会」は熊本支援のためのTシャツを作成販売

ラオスで一番うまいラーメンと評判の「麺やたか」は、今回手羽先を提供、隣にはラオス産ラム酒を販売する日系企業の「LAODI」




今回の就職フェアーでは、残念ながら当日即採用が決まったという様な状況をお聞きすることは出来ませんでしたが、「普段なかなか日系企業の方とお会いする機会が少ないため、他の日系企業の方と情報交換することが出来て良かった」との感想や、フェアー終了後数日を経過してから、採用が決まりそうだとのご連絡をいただけたりするなど、続けることの意義を感じるフェアーとなりました。

まだまだ発展途上であり課題が多くあるジョブフェアーですが、日本企業同士の、日本企業とラオス人の、更には日本企業とラオス企業との架け橋となれるよう、引き続き誠心誠意で努力していく所存です。今回開催するに当たりご協力頂いた多くの方々に心から感謝申し上げます。