モンゴル・日本人材開発センター                  「日本留学説明会・フェア2016」を開催!

2016年10月21日

 2016年10月8日(土)・9日(日)の2日間、モンゴル日本人材開発センターにて「日本留学説明会・フェア2016(以下「留学フェア」)」が開催されました。今年は、日本からの参加大学・団体数、留学フェアへの来場者数ともに過去最多となり、大盛況でした!

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                       開会式の様子

 今年の留学フェアは、例年同様、在モンゴル日本国大使館、日本学生支援機構(JASSO)、当センターの共催で開催されました。日本からの参加は、16大学・団体(以下参照)と過去最多となりました。2014年が12大学、2015年は14大学と徐々に増加し、今年については予想以上の応募(18大学・1団体)があり、当センター施設の制約と開催スタッフの積極的な受入提案を踏まえ、最終的に16大学・団体の受け入れとなりました。また、初めての例として、大学ではなく、地方自治体の静岡県が県内の大学を紹介するために参加され、多くの相談者に対応していました。

 10月7日(金)には、留学フェア前日の行事として、参加大学・団体の要望に応じ、ウランバートル市内の教育機関訪問を行い、モンゴル国立大学や科学技術大学、新モンゴル高校、インターナショナルスクールなど合わせて12か所を訪問しました。

 留学フェア当日は2日間とも好天に恵まれました。開会式では在モンゴル日本国大使館・清水武則特命全権大使、モンゴル教育文化科学スポーツ省・エンフアムガラン対外協力局長、日本帰国留学生会・ナサンビレグ事務局長よりご挨拶を頂き、帰国留学生体験談の発表も行われました。留学フェアのプログラムは、国費留学制度説明(在モンゴル日本国大使館)、日本留学制度説明(JASSO)、大学紹介プレゼンテーション(参加大学・団体)、ブースでの個別相談(参加大学・団体)で構成され、2日間の合計来場者数は1,980人(資料配布数は1,233部)と、昨年を上回る数字となりました。

 参加大学・団体からは、「今年は、英語による修学や理工系への進学希望が従来よりも多かった」と意見が出されましたが、これは、モンゴルで英語教育に重点を置く中学・高校が増えていること、モンゴル政府が理工系人材の育成をより重視する方針を打ち出していることとも関係があると思われます。そして、受入大学側としても、英語による学位取得体制の整備をより一層進めていく必要があるとの意見も出されました。

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                      大学紹介ブースの様子

 今回、過去最多の参加大学・団体数であったことから、当センターとして運営面で行き届いたサービスが提供できるかについて懸念もありましたが、大きな問題もなく、留学フェアを成功裏に終了することができました。当センターのスタッフも今回のフェアの成功を通じ、自らの業務実施に自信を深めたことと思います。今後、来場者及び参加校・団体のアンケート結果を集計し、次回の留学フェアの運営に生かしていきたいと思います。

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                     大学紹介ブースの様子

 当センターとしては、この留学フェアで生まれた参加大学・団体とモンゴル学生の「縁」を通じ、より多くの日本留学が実現するよう、心から願っております。

参加大学・団体(50音順):九州大学、京都工芸繊維大学、慶応義塾大学、高知大学、国際大学、事業創造大学院大学、静岡県(大学課)、芝浦工業大学、星城大学、中央大学、東海大学、富山大学、名古屋大学、北海道大学、横浜国立大学、立命館アジア太平洋大学