第四回経団連奨学金授与式がMJCで開催されました

2017年7月7日

 7月1日と2日、ヤンゴンとマンダレーにおいて、MJC第四回経団連奨学金授与式が、経団連からの代表者を迎えて、またミャンマー商工会議所会頭およびマンダレー商工会議所会頭の出席を得て、開催されました。 

UMFCCI会頭挨拶

経団連代表挨拶

経団連奨学金授与

 この経団連奨学金は、MJCが設立された2013年以降、毎年授与されていて、MJC卒業生の中で優秀であった100名に対して与えられるものです。そして今年は第4回目の授与式となりました。この奨学金の受賞者の多くは若手企業家などで、ヤンゴンやマンダレーといった大都市だけでなく、各地域からも選出されています。
 
 本年の受賞者の特徴は、受賞した100名の内、ヤンゴンを含む下ミャンマー地域の卒業生が55名、マンダレーを含む上ミャンマー地域の卒業生が45名という、結果的にはバランスが取れたものとなりました。また、昨年初めて、MJCがビジネスコースを実施した地方都市のザガイン管区モンユワから12名、また、タニンダリー管区のダウエイから3名、そしてカヤ州のライコーから2名が受賞しました。このように地方都市の受賞者が増えたことは、今後のMJC地方展開に弾みをつけるものと期待されています。

 なお、授与式は、ヤンゴンとマンダレーの二箇所で行われました。7月1日は、MJC事務所内(ヤンゴン)にて、ヤンゴンを含む下ミャンマー地域の受賞者を対象に開催されました。最初に、ミャンマー商工会議所(UMFCCI)会頭のU Zaw Min Winと経団連代表者の三菱商事の井土ミャンマー総代表(ヤンゴン駐在事務所長)による挨拶があり、その後、45名の受賞者に対して、経団連を代表して丸紅ヤンゴン支店の小川支店長から奨学金の証書が手交されました。

MRCCI会頭挨拶

経団連代表挨拶

JDS一期生の体験談

 
 他方、翌日の2日は、マンダレーにある商工会議所(MRCCI)ホールにて、マンダレーを含む上ミャンマーの受賞者を対象に授与式が開催されました。
 
 式は、MRCCI会頭のU Aung Thanと経団連代表者の魚住主幹からの挨拶があり、その後、受賞者に奨学金の証書が授与されました。

 なお、この奨学金を受賞した100名には、本年中に、本邦研修に挑戦できる機会とJDS(JICA留学生プログラム)にチャレンジできるチャンスが与えられるため、そのための受験の方法などがこの式展の後に説明されました。また、その説明会では、過去に本邦研修に参加した者からの体験談が紹介されました。更には、MJCには、毎年、JDS(留学生無償プログラム)に参加できる枠が与えられていますが、幸いにも、この式展の前日に、日本からMJC日本留学第一期生(JDS留学生)が帰国していたことから、その彼もこの説明会に参加して、2年間に亘る大学院で学んだことを紹介しました。この本邦研修と日本留学の経験談は、全ての受賞者にとって大きな関心を集め、本邦研修と日本留学にチェレンジする意欲を高める結果となりました。