「日本の新年祭り」

2018年2月7日

鏡割りで開会宣言。左から鈴木チーフアドバイザー、米山JICA所長、久野公使、ソムシーNUOL学長、ブンルワン所長

 去る1月13日、ラオス日本センター(LJI)にて、第9回目となる「日本の新年祭り~お正月~」を開催いたしました。
 
 今年は受付の参加者名簿に名前を記入していただいた方は380人との公式発表でしたが、終日会場は熱気に溢れ、LJI日本語コース卒業生が中心になり結成された「日本クラブ」の皆さんが実施してくれたお化け屋敷効果もあってか、その倍以上の方々に会場にお越しいただいていたと実感しています。また、今年は残念ながら日本人関連の食事販売ブースは二つしかありませんでしたが、MBA卒業生やJAOL(日本帰国留学生協会)、LJIスタッフが出展するブースにも数々の日本食が並び、お祭りを盛り上げてくれました。
 また、会場に足を運んでいただいた方々の中には、ラオス人や日本人だけでなく、国立大学で活動する他国からの講師の方々も多く見られ、ラオス人と日本人で作り上げるパフォーマンスを関心しながら見てくれていました。

毎年恒例の餅つき。子供たちもかけ声で参加し、美味しい餅がふるまわれました。

 
 開会式ではソムシー・ニョーパンサイ学長から、「ラオス人、日本人、参加者の皆さんと作り上げる新年祭りは両国の友好関係をより一層強固にすることのできる貴重な場である」とのご挨拶をいただきました。
 また、在ラオス日本国大使館からは久野和博公使にも駆けつけていただきました。公使はLJIの核である日本語コースについて触れ、「日本語学習を志す各層にとって日本への扉を開く重要な機会を提供している。今回会場にお越しいただいた皆さんも将来は日本とラオスの関係に関わっていってほしい」とエールを送っていただきました。 

花笠踊り。練習を重ねた結果、多くの方から好評をいただきました。

 
 パフォーマンスにおきましては、LJIで日本語を学習する学生が中心となり日本の歌や踊りで会場を盛り上げて頂いたほか、来場者との盆踊り・花笠音頭、MBA卒業生によるファッションショー、ラオス人学生によるお化け屋敷など日本の文化を体感していただきました。また、LJIのスタッフも一丸となり恒例の餅つき、書道、講師をお呼びしての抹茶試飲等々でお越しいただいた方々へのおもてなしに奮闘した次第です。そして、忘れてはならないお化け屋敷、長蛇の列が出来てしまい待ち時間は1時間以上、人気遊園地並みの大盛況となり、午後4時に終了予定だったお祭りは、ブンルアン所長の暖かい配慮によって、お化け屋敷のみ午後8時を超えて終了いたしました。

MBA卒業生等によるファッションショー。華やかなラオスの民族衣装で会場を湧かせました。

 
 イベントにご参加いただいた方々からは、「日本の踊りに参加できてとても楽しかった」「お化け屋敷の盛況ぶりに驚いた」「来年も楽しみにしている」等々、沢山の暖かいお言葉をいただきました。また、LJIに関連する方々、すなわち「LJIファミリー」の結束力の強さが際立った今回のお祭りでもありました。

 最後にご協力いただきました多くの方々、また、会場にお越しいただいた皆様に心から感謝申し上げます。

【画像】

お化け屋敷。予想以上の大盛況で500人以上が集まったとのこと。日本クラブの学生達の大きな成果です。