2018ラオス日本センター(LJI)ビジネスプラン・コンテストの開催

2018年7月31日

【画像】 去る6月26日(火)、通算第8回目となるビジネスプラン・コンテストがLJIにて開催されました。

フンペット・チャンタボン副学長冒頭の挨拶

緊張感漂う審査員の目の前でのプレゼン中の参加者

 前回、前々回は入賞者が近隣国の日本センターで行われるリージョナル・ビジネスプラン・コンテストに参加が出来ましたが、今年は国内のみでの実施となりました。そのため、応募者が少なくなってしまうのでは?という不安もありましたが、蓋を開ければこれまで行われたコンテストの中では最大となる、学生を含め14名の方々に参加いただくことが出来ました。なお、応募者は18名でしたが、書類選考の結果、発表者は14名となりました。これほど多くの方に参加いただけた理由、、、実は大きなモチベーションとなるものがありましたが、その理由は後ほどご説明させていただきます。 

 冒頭ラオス国立大学フンペット・チャンタボン副学長からは、「ラオス経済が各分野で様々な多様化を伴いながら着実に成長し、急速な変化を遂げているラオス国内において、LJIは、18年以上にわたりラオス企業の競争力を強化する上で積極的な役割を果たし、経営改善に貢献していただいている。このビジネスプラン・コンテストは、LJI事業の象徴とも言える実践的な人材育成の場であり、この場を借りてJICAをはじめ、日本人関係者に感謝の意を表したい。」とのご挨拶をいただきました。

 その後、プレゼンテーションは9:30に開始され、IT産業、教育、サービス業、縫製業、コンサルタント業等々、様々なアイデアが緊迫感が漂う会場で発表され、14人目の最後の発表者が終了したのは16:00を回る頃でした。

 栄えある第8回目の最優秀賞は、Lapsabai in Vientiane HOSTELを発表したMs. Thipphaphone Phothisaneでした。彼女は昨年10月に開始した若手企業家育成プログラムの第一期生でもあり、コースでの学びをプレゼンに活かしたこと、また、宿泊者の交流の場を提供する日本のユースホステルのコンセプトをラオスに導入しようとした視点が審査員に高く評価されたようです。

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審査員と入賞者 左から福山短期専門家、鈴木チーフアドバイザー、第3位入賞のMr. Amarith Chanthalangsay、 最優秀賞のMs. Thipphaphone Phothisane、第2位入賞のMs. Kaykham KHOUNVISITH、ブンルアン所長、恒川専門家(審査員)

講評を行う審査員長の福山短期専門家

 冒頭にお伝えした多くの方々に参加いただけた理由とは、実は今回のビジネスプラン・コンテストの最優秀者には賞金の授与がありました。この賞金については、ラオス経済発展を長年支援し続けている、川崎商工会議所の山田長満会頭が会長を務める、日本起業家協会様から寄贈いただいたもので、最優秀者には5,000ドルが授与された次第です。日本起業家協会様の寛大なご支援に、この場をお借りしまして主催者はじめ関係者一同より心からお礼申し上げます。また、最優秀者であるMs. Thipphaphone Phothisaneには、今後の彼女の活躍を期待すると共に、起業の実現にLJIでもサポートを続けていく所存です。

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参加者及び審査員との記念撮影