世界遺産都市ルアンパバーンにて初のマーケティングセミナーを開催

2018年9月18日

セミナー冒頭で挨拶を行う
LJIブンルワン所長(正面右)

講義を行う山本専門家

 2018年9月5日(水)、ラオス日本センター(LJI)はルアンパバーン商工会議所と共同で初めてとなるサービス産業向けのマーケティングセミナーを、ルアンパバーン県にて実施しました。セミナーの冒頭では、LJIブンルワン所長が挨拶を行いました。

 
 LJIはこれまで、首都ビエンチャンやサバナケット県などにおいて主に製造業向けのビジネスセミナーを実施してきましたが、近年のラオスではサービス産業の重要性が高まっていることを背景として、街そのものが世界遺産として登録され、ラオス国内で最も観光業が盛んなルアンパバーンにて、サービス産業に着目したマーケティングセミナーを開催した次第です。世界遺産都市として各国から多くの観光客を集めるルアンパバーン県には、ホテルやレストランといったサービス産業が集積しており、本セミナーは観光業を含むサービス産業のさらなる発展に貢献するものといえます。

 
 本セミナーには、ホテルやレストランをはじめとするサービス産業従事者の他にも、パブリックセクターの職員や大学生など、若者層を中心に幅広い分野からおよそ40名が参加し、セミナーへの高い関心が伺えました。

講義を踏まえて自身のビジネスを分析中の受講者

今後のアクションについて発表する受講者

修了証を手渡す鈴木チーフアドバイザー

 
 また、本セミナーには、JICA「ラオス日本センター民間セクター開発支援能力強化プロジェクト」の短期専門家である山本俊夫氏を講師としてお招きしました。山本専門家はこれまでも長年に渡りLJIのビジネスコースの講師を務められておりますが、本セミナーでは通常のビジネスコースのエッセンスを凝縮し、特にサービス産業に着目したマーケティングについて講義やワークショップを行っていただきました。講義では、冒頭にアイスブレイクを行った後、パナソニックに勤務されていたときの海外経験を踏まえた具体的な事例とともに、マーケティングにおける重要なポイントについて総論的に説明していただきました。また、講義の合間でのワークショップでは、受講者それぞれが自身のビジネスについて多角的に分析し、意見交換を行いました。


 セミナーの最後には、講義を踏まえて今後具体的にどのようにアクションするか受講者の一部から発表が行われ、新たなビジネスのスタートアップに前向きな発言がみられるなど、ビジネスを考える上でセミナーが有意義な機会になった様子が伺えました。本セミナーの成果が、ルアンパバーン県におけるサービス産業のさらなる発展につながることを期待します。

【画像】

講義を終え、和やかに受講者との記念撮影