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眼科医が立ち上げた医療ITスタートアップが世界の眼を救う

「もっと早く検査さえ受けることができれば、視力を失うことはなかった」。眼科医が圧倒的に不足している途上国での課題の解決に向け、医療DXの推進を図るJICAの実証実験に、眼科医が立ち上げたスタートアップ2社が挑んだ。それぞれ独自に、眼科の専門知識がなくても使用できるモバイル眼科医療機器を開発。専用アプリケーションを利用して遠隔での診療を可能にし、眼科医療へのアクセスの向上を図っている。

世界では今、年間約3600 万人が失明し、その半数の原因が白内障だ。治療法があるにも関わらず、途上国では診察に必要な機器がないことなどから、早期に発見すれば失明を食い止めることができるのに手遅れになることも多い。

デジタル技術を活用して「隠れた開発課題に光を当てたい」と両社との協働に取り組んだJICA STI・DX室の長野悠志職員が、モバイルデバイス×眼科診療の可能性をスタートアップ2社と共に探る。JICAにとっても、途上国の眼科医療の改善に焦点を当てるのは初めてだ。

参加者インタビュー

DXで眼科医療を変革する①:MITAS Medical
勤務医を辞して起業。眼科医療へのアクセス向上に専念

北 直史
株式会社 MITAS Medical

DXで眼科医療を変革する②:OUI Inc.
眼科医のネットワークを生かし、途上国の眼科医療の底上げを図る

清水 映輔
OUI Inc.

中山 慎太郎
OUI Inc.