所長あいさつ

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アンゴラはアフリカ南西部に位置する、人口約30百万人、総面積125万キロ平米(日本の3.3倍)、長い海岸線と広大な国土を持つ豊かな国です。北部はコンゴ共和国とコンゴ民主共和国に接し、コンゴ川下流域には熱帯雨林が広がります。南部はナミビアと国境を接し、広大な砂漠を有します。東南部は高原・丘陵地帯で、冬には霜が降りるほど気温が下がります。首都ルアンダは人口220万人が住む大都会であり、風光明媚は海岸線には高層ビル(長らく建設中のものも多い)が立ち並び、夜には大西洋に沈む夕日を見ながら、あるいは大都会の夜景を楽しみながら、洒落たレストランで食事を楽しむこともできます。どうでしょう、皆様のアフリカのイメージと一致するでしょうか?

アンゴラは天然資源にも恵まれており、石油はアフリカでも有数の産油国、ダイヤモンド等の鉱物資源に加え、長い海岸線を有し、水産資源も豊富です。かつては綿花やコーヒーの栽培も盛んで、1973年までは世界3位のコーヒー生産国でした。1975年に旧宗主国のポルトガルから独立を果たしたアンゴラは、その後も国内の対立から2002年の休戦協定まで内戦が続き、国土の荒廃と人材の流出など、国家の発展に大きな爪痕を残しました。

油価が高値を記録した2000年代から2014年頃まで、アンゴラは毎年10%近い経済成長を達成、オイルメジャーをはじめ世界中から資本が集まりました。しかしながら2014年以降の油価の下落とともに経済も低迷、現在も苦しい経済運営が続いています。2017年、38年続いたサントス政権の後に誕生したロウレンソ政権は、これまでの石油に依存した経済運営からの脱却を目指し、農漁業の回復、工業の発展や非石油資源の開発など、世界の様々なパートナーと組んで多角的な発展を志向しています。

私共JICAも、アンゴラのこのような期待に応えるべく、我が国の持つ人・モノ・技術を総動員して、アンゴラの発展に貢献すべく日々行動しております。2018年7月には、これまでのフィールドオフィスから事務所に格上げし、職員も増員して体制強化を図っています。基礎的なインフラや衛生、ビジネス環境もまだまだ課題の多い国ですが、皆様の力もお借りして、アンゴラの持続可能な発展に寄与していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

アンゴラ事務所長 宮本義弘