アンゴラ:新規開校!トヨタアンゴラアカデミーで自動車整備の担い手育成へ

2020年10月29日

自動車の普及が進むアンゴラでは、自動車のメンテナンスや修理のための技術を備えた自動車整備士が不足しています。JICAは、豊田通商株式会社のグループ会社であるトヨタ・デ・アンゴラ社と連携し、自動車整備の指導員を育成します。アンゴラ雇用・職業訓練庁(INEFOP)傘下のカゼンガ職業訓練センター内にトヨタアンゴラアカデミーが開設され、10月16日に開校式が行われました。

このトヨタアンゴラアカデミーでは、今後3年間にわたり、INEFOP傘下の職業訓練センターに在籍する自動車整備の指導員20名に対し、自動車整備士を育成するための技術指導を行っていきます。

技術指導は、トヨタ・デ・アンゴラ社とJICAが協力して行い、JICAは、ブラジルの全国工業職業訓練機関(SENAI)に所属する専門家を派遣します。SENAIは半世紀以上にわたりJICAが技術協力を行ってきた機関で、アンゴラで指導することに加え、ブラジルでも技術研修が行われます。コロナ禍でアンゴラへの渡航が当面困難な状況下、まずはオンラインで研修が開始される予定です。

このアカデミーで育成される指導員が、さらに多くの自動車整備士を育成することで自動車メンテナンスの質を高め、アンゴラの安全で快適な自動車社会の実現に貢献していきます。

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開校式

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除幕式