背景と目的
ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する2つのエンティティ(国家内国家)のひとつであるスルプスカ共和国の発電量の2割強を占めるウグレヴィック発電所(火力発電所)は、排煙から排出する二酸化硫黄(SO2)の量が多く、環境に対する負荷を減少させることが喫緊の課題となっていました。
この装置を建設・整備することにより、SO2排出量を98.4%削減することができ、粉じん排出量も66.7%の削減が想定されることから、ボスニア・ヘルツェゴビナの環境改善に大きく寄与することが期待されます。
- 交換公文(E/N)締結日:2009年10月20日
- 供与限度額:126.33億円
- 実施機関:スルプスカ共和国電力公社及びウグレヴィック鉱山・火力発電所
事業概要
ウグレヴィック火力発電所において、排煙脱硫装置の建設及び関連設備(石灰石供給設備、石膏脱水設備等)の整備を行うものです。
scroll