JDS(人材育成奨学計画)への無償資金贈与契約を締結しました

2020年7月16日

7月16日、JICAはバングラデシュ政府との間で、JDS:人材育成奨学計画(The Project for Human Resource Development Scholarship)への総額4億4,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement:G/A)を締結しました。

JDSとは将来リーダー層となることが期待される優秀な若手行政官等を日本の大学院に留学生として受け入れる事業で、全世界15か国で実施されています。バングラデシュに対するJDSの事業は、2002年から開始され、これまで394名が留学、328名が修士号を取得して帰国しました。2018年度からは博士課程への留学も可能となり、2020年7月現在、6名が日本の大学の博士課程で研究を進めています。

バングラデシュに対するJDSでは、行政機能の改善を目指し、行政管理・法制度、都市/地域開発、経済計画/政策及び公共財政管理/公共投資といった分野を対象としています。本無償贈与契約において、修士生(30名)及博士課程生(3名)を選考し、来夏に派遣する予定です。

帰国後、留学中に得た専門知識を活かしたバングラデシュの社会・経済開発計画の立案・実施、及び日本の良き理解者として、日バの友好関係の拡大と強化に貢献することが期待されています。

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署名式(オンライン)の様子

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JICAバングラデシュ事務所長 早川