ベリーズ青年海外協力隊派遣20周年記念 ベリーズJOCV OB・OGたちの今1)

2021年11月17日

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ベリーズ青年海外協力隊は2020年12月に派遣開始20周年を迎えます。これを記念して、ベリーズJOCVのOB・OGに、隊員時代に感じたことや、今の想いを投稿いただきます。第1回は、ソリス麻子さん(16-1次隊、2004年8月~2006年7月、青少年活動、ベリーズシティの「未来のための少年事務局」配属)です。

『ベリーズは明るく、自由で、沢山の可能性を持つ国。当時の首相が毎週配属先に来て、誰でも会うことができ、小さくてフレンドリーな国だと思いました。
私の活動は、無職の青年達に仕事の機会を作ることでした。起業家育成のためのビジネスプランコンテストを行いました。また、製品の販売ルートも開拓しました。例えば、生産過剰のパイナップルから作ったジャムをスーパーに卸したり、BBQの販売も行いました。ドーナツを作って、ガソリンスタンドに販売しました。若者の活力向上のためのリレーマラソンも行い、みんなで走りました。ベルモパンの職業訓練校にてマーケティングと音楽も教えました。
ベリーズでは、今までにない経験を通じて、生きる糧を学びました。カーニバル、ルータマヤカヌーレース(約280キロを4日で漕ぎぬく)、BDFマラソン、トライアスロン、ビクトリアピーク登山(ベリーズで2番目に高い)と、何にでも挑戦しました。ベリーズの人たちは、色の違う私もいつも快く受け入れてくれました。
ベリーズに魅了され、任期終了後にベリーズに戻り、2007年にはBelize Public Relation Production社を起こしました。そして、ベリーズのガイドブックを作成したり、40本近くのテレビ番組クルーを誘致、コーディネートしました。また、2018年には同社をベリーズコンシェルジュとしてリブランディングし、自らもツアーガイドとツアーオペレーターとして、ベリーズと日本をつなぐ仕事を続けています。
私が今までベリーズでできたことは、自分の力だけによるものではありません。ベリーズの隊員の皆さんとの交流から多くの力をいただきました。どうか早く戻ってきて、ベリーズを盛り上げてください。
そして、私がボランティアをベリーズでできたことを光栄に思います。今、この美しい国に居ることができて幸せです。ベリーズの美しさは、自然の中だけでなく、ベリーズの人々の心の中にあります。』