「中南部地域計画策定プロジェクト」R/D（Record of Discussions：基本合意文書）署名

4月27日（火）、公共事業・定住省において、Chencho Dorji公共事業・定住省次官、JICAブータン事務所渡部晃三所長が、Rinchen Wangdi国民総幸福量委員会次官同席のもと本プロジェクトのR/D（基本合意文書）に署名しました。

ブータン国では、2019年にJICAの協力のもと全国総合開発計画2030（CNDP2030）が策定されており、同計画において示された地域センター構想（地域センター（連携中核都市）を中心に県センター（県都）、郡と階層的にサービス拠点を整備し、それらを公共交通などネットワークで結んでいく構想）を実現するために、本プロジェクトでは中南部地域（サルパン県・チラン県・シェムガン県）における地域計画の策定、ならびに国内の他地域において地域計画を策定するためのガイドライン等の整備を支援します。

R/D署名に至るまでの準備期間においては、新型コロナウイルスの影響により邦人の現地渡航が困難であったものの、複数回にわたって遠隔で先方政府へのヒアリングや協議を行ってきました。本プロジェクトは2021年7月から29か月間にわたって実施される予定ですが、日本からの遠隔調査や現地リソースの活用など、新型コロナウイルスの感染状況を考慮しつつ柔軟な体制での活動を目指します。

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