「世界の笑顔のために」プログラムの寄贈式について

2021年3月29日

3月22日(月)にJICAボツワナ支所にて、「世界の笑顔のために」プログラム(詳細は以下の注に記載)の物品の寄贈式が当国のNGO(非営利団体)であるステッピングストーン・インターナショナル(Stepping Stones International:以後、SSIと記載)との間で行われました。

物品の寄贈先であるSSIは非営利団体として、ボツワナの恵まれない子供や若者達に対して各種のスポーツ及びレクリエーション活動、職業指導等の提供を通じて地域の人材育成、リーダーの育成等の活動に取り組んでいます。
その活動の一環として、SSIからJICAが実施している同プログラムに対しての物品申請の要望がありました。今回、寄贈された物品は、サッカーの練習着(20着)、卓球ラケット及びボール(各10個)、柔道着(7着)、ハーモニカ(3個)となります。

寄贈式において、JICAボツワナ支所を代表して江口支所長からは、「3月は日本国民にとって特別な月となります。10年前の3月に日本は大津波により甚大な被害を受けました。その際、ボツワナを含めた世界中の多くの国々及び人々からたくさんの暖かい支援を頂きました。そのことを日本国民は大変感謝しております。今回の同プログラムにおいては、世界中の国々及び人々への感謝の気持ちも含めて多くの日本の人々から物品が提供されました。これらの寄贈された物品が世界中の慈善団体等の活動において、有効活用して頂ければ幸いです」との言葉が述べられました。

寄贈先であるSSIの代表のリサ・ジャム氏からは、「今回、同プログラムを通じて多くの日本の人々から我々に寄贈された物品に対して心から感謝しています。これらの寄贈物品は、我々の団体が支援している子供及び若者達のための支援活動に有効活用します。これらの物品を有効活用した活動は、彼等の今後の将来にも役立つことと思います。JICAとSSIとの関係は、現在要請中のJICA海外協力隊の派遣を通じて、今後とも良好な実りある関係が継続していくことを期待しています」との感謝の言葉が述べられました。

(注)「世界の笑顔のために」プログラムとは、JICA海外協力隊が派遣されている国や地域の人々が要望する物品を、日本国内で募集(対象:無償提供 可能な中古品)、収集し、JICA在外事務所を通じて現地まで輸送するプログラムです。物品を提供するだけではなく、日本国民が物品提供者として、身近に国際協力へ参加できる機会を提供するプログラムとしても位置づけられています。JICA及び隊員は、途上国の人々と日本国民とを結びつける「橋渡し」の役割を担っています。申請者は、現地から要望を受けたJICA海外協力隊及びJICA在外事務所となります。

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物品の引き渡し(左から2番目:ボツワナ支所 江口支所長、右から2番目:SSI代表 リサ・ジャム氏)

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サッカーのユニフォーム 柔道着

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ハーモニカ