「世界の笑顔のために」プログラムの寄贈式について(2回目)

2021年4月2日

3月25日(木)にJICAボツワナ支所にて、「世界の笑顔のために」プログラム(詳細は、以下の注に記載)の2回目の寄贈式が当国のNGO(非営利組織)であるチャイルドライン・ボツワナ(Childline Botswana:以後、チャイルドラインと記載)との間で行われました。

物品寄贈先であるチャイルドラインは、虐待・遺棄等の何らかの理由で家庭にて養育を受けられない子供達を保護して、同団体が運営している施設にて養育する等の活動に取り組んでいます。

今般、チャイルドラインからはJICAが実施している同プログラムに対しての物品要望があり、使い捨てマスク800枚、子供用の教育用玩具類、英語の絵本が寄贈されました。

JICAボツワナ支所を代表して、江口支所長からは、「今回、同プログラムを通じて日本国民から寄贈された物品について、今後のチャイルドラインの活動に有効に活用して頂きたい。JICAとチャイルドラインとの関係は長く、2009年から2020年までに計4名のJICA海外協力隊員(以後、協力隊員と記載)を派遣してきました。今後とも協力隊員の派遣を通じてお互いの良好な関係が継続していくことを希望します」との言葉が述べられました。

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左側:JICAボツワナ支所 江口支所長、右側:チャイルドライン代表 マシェット氏

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左側:JICAボツワナ支所 江口支所長、右側:チャイルドライン代表 マシェット氏

チャイルドラインの代表であるマショット氏からは、「JICAの現在までの協力に対して大変感謝しています。特に現在のように世界中が困難な状況において、様々な支援をして頂けることは大変有難く思っています。今回、同プログラムを通じて日本の人々から寄贈して頂いた物品は、今後の活動に有効活用させて頂きます。

私のチャイルドラインでの長いキャリアの中で多くの協力隊員に接してきました。彼等の高い責任感、信頼性、プロ意識を持って取り組んでいる活動姿勢に、我々の団体としても大きな恩恵を受けています。現在までにチャイルドラインに派遣されてきた協力隊員が恵まれない子供達に対して最大限の支援をしてくれたことに対して大変感謝しています」との言葉が述べられました。

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寄贈物品

(注)「世界の笑顔のために」プログラムとは、JICA海外協力隊が派遣されている国や地域の人々が要望する物品を、日本国内で募集(対象:無償提供 可能な中古品)、収集し、JICA在外事務所を通じて現地まで輸送するプログラムです。物品を提供するだけではなく、日本国民が物品提供者として、身近に国際協力へ参加できる機会を提供するプログラムとしても位置づけられています。JICA及び隊員は、途上国の人々と日本国民とを結びつける「橋渡し」の役割を担っています。申請者は、現地から要望を受けたJICA海外協力隊及びJICA在外事務所となります。