「世界の笑顔のために」プログラムの寄贈式について(3回目)

2021年4月22日

4月14日(水)にJICAボツワナ支所にて、「世界の笑顔のために」のプログラム(詳細は以下の注に記載)の物品寄贈式が当国のNGO(非営利団体)であるスキルシェア・インターナショナル・ボツワナ(Skillshare Inernational Botswana:以後、スキルシャアと記載)との間で行われました。

物品の寄贈先であるスキルシェアは非営利団体として、長年に亘りボツワナにて難民キャンプを運営してジンバブエ、ナミビア、ソマリア等の難民の受入及び支援を実施しています。

その活動の一環として、今般スキルシェアからJICAが実施している同プログラムに対して、物品申請の要望がありました。今回、同団体に寄贈された物品はサッカーボール(50個)、テニスラケット(9本)、テニスボール(42個)となります。

寄贈式において、当支所の江口支所長からは、「日本の一般の人達が同プログラムを通じて、物品を世界中の慈善団体に寄贈して、種々の活動に有効活用して頂けることは大変有意義なことであると思います。JICAの重要な役割として、草の根レベルの開発協力、今後の未来を担う若者達を育成する活動をしている団体を継続して支援していくことです」との言葉が述べられました。

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物品寄贈式(右側:JICAボツワナ支所:江口支所長 左側:スキルシェア代表:シェアナ氏)

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物品寄贈式

寄贈先であるスキルシェアの代表のケバレイェング・シェアナ氏からは、「当団体を代表して、同プログラムを通じて日本の皆様からの心のこもった物品寄贈に大変感謝しています。寄贈された物品は当団体が運営している難民キャンプの若者達の活動に有効活用させて頂きます。現在、我々の運営する難民キャンプでは、300名近くの若者が生活しています。今回寄贈されたスポーツ用具は、これらの若者達へのレクリエーションに活用することにより、彼等の健全な心身の育成のために重要な役割を果たすことと思います」、同団体の副代表であるレッサ氏からは、「今回のJICAを通じて寄贈して頂いた物品に対して大変感謝しています。今後ともJICAとは様々な面で協力して活動できればと思います」との感謝の言葉が述べられました。

(注)「世界の笑顔のために」プログラムとは、JICA海外協力隊が派遣されている国や地域の人々が要望する物品を、日本国内で募集(対象:無償提供可能な中古品)、収集し、JICA在外事務所を通じて現地まで輸送するプログラムです。物品を提供するだけでなく、日本国民が物品提供者として、身近に国際協力へ参加できる機会を提供するプログラムとしても位置づけられています。JICA及び隊員は、途上国の人々と日本国民を結びつける「橋渡し」の役割を担っています。申請者は、現地から要望を受けたJICA海外協力隊及びJICA在外事務所となります。