技術協力プロジェクト討議議事録の署名:森林保全と住民の生計向上を支援

2022年1月19日

国際協力機構(JICA)は、12月23日、ディリにて、東ティモール共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「重点流域における森林減少抑制及び気候変動強靭化のためのランドスケープ管理能力向上プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions:R/D)に署名しました。

JICAは東ティモールで15年間、住民の生計向上の能力強化と森林保全を支援し、住民参加型天然資源管理(Community-based Sustainable Natural Resource Management:CBNRM)メカニズムの開発、導入に取り組んできました。本事業では、同国4流域74村落において、森林の減少抑制及び再生に取り組みます。また、対象住民(約48,000人)に対し、持続可能で気候変動の負の影響に対応できる生計手段を提供し、生計向上を図ります。本事業を実施することで、20年間で440万トン(二酸化炭素換算)の温室効果ガス排出削減が期待され、持続可能な開発目標(SDGs)ゴール13、15に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

案件基礎情報

国名

東ティモール共和国

案件名

重点流域における森林減少抑制及び気候変動強靭化のためのランドスケープ管理能力向上プロジェクト

実施予定期間

60ヵ月

実施機関

農業水産省森林・流域・マングローブ地域管理局

対象地域

4流域(ラクロ・コモロ・タファラ・カラウルン)、74村落

具体的事業内容

  • 住民主導型自然資源管理の仕組みの確立
  • 持続的な自然資源利用に伴う、気候変動に強靭なCO2排出量削減に効果的な生計向上研修による地域レジリエンス強化
  • CBNRMロードマップ展開のための環境整備・制度設計

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