所長あいさつ

JICAエジプト事務所長の伊藤晃之(いとうてるゆき)です。2015年9月にJICAエジプト事務所長として着任いたしました。この機会に皆さまにご挨拶申し上げます。

エジプトは、アラブの春に連動した民主化運動に伴い、2011年以降、政情不安や経済停滞といった状況に直面してきました。しかしながら、エジプトは、中東地域の大国であり、中東和平を始めとする地域の平和と安定のために今後も重要な役割を果たすことが、引き続き期待されています。

エジプトでは、経済成長や格差解消に向けた対応が引続き重要課題であり、同国政府はこれらの優先課題に向けて精力的に取り組んでいます。

日本とJICAは、1970年代からエジプトへの支援を継続的に実施してきました。
これまでの協力の例としては、スエズ運河橋建設、アシュート火力発電所建設、カイロ大学小児病院建設、ギザ県やファイユーム県の浄水施設、ナイル川灌漑水路への灌漑堰建設といったインフラ支援や、農業分野、保健医療分野、運輸交通分野などでの人材育成、同国と協力してアフリカや中東地域への研修実施等が挙げられます。

今後も、包摂的・持続的な成長の実現、貧困削減・生活水準の向上、人材育成・公的セクター改革などを通じた協力の深化に努めていきたいと考えています。

「Inclusive and Dynamic Development(すべての人々が恩恵を受けるダイナミックな開発を進めます)」というJICAのスローガンは、エジプトが現在目指している方向でもあります。

JICAはエジプト政府と協議しながら、「すべての人々が恩恵をうけるダイナミックな開発」を実現すべく努め、エジプトの発展に貢献していきたいと考えますので、皆さまのご協力ご支援を賜りたくお願いいたします。

JICAエジプト事務所長 伊藤 晃之