新型コロナ支援:JICAとEWTIは非接触式手洗い装置を寄贈

2021年6月22日

供給水の不足が深刻なアディスアベバでは、新型コロナのパンデミックにより、地域での安全な水の必要性がさらに高まっています。水の供給が限られている場合でも安全な衛生行動を奨励および普及し、公共施設での新型コロナの相互感染のリスクを低減することが課題です。

JICAとエチオピア水技術機構(EWTI)は、非接触式手洗い装置を共同で製作し、アディスケテマ、リデタ、アカキ、キルコスの各サブシティの地方行政事務所と保健センターに10台を寄付しました。

手洗い装置には、シンクと水タンクだけでなく、フットペダルも組み込まれているため、利用者は装置に手で触れることなく、タンクから水を、ボトルから液体石鹸を出すことができます。地域の人々は、訪問する建物に入る前にこの手洗い装置を使用することで、他の人と新型ウィルスの相互感染を回避し、建物内の環境をより安全にすることができます。

手洗い装置は、EWTIの技術スタッフが設計し、JICAが資金提供した材料を使って組み立てました。現在、JICAはEWTIの管理・技術能力開発を支援しており、この活動は支援の良い結果として強調できるものかもしれません。EWTIはまた、公共施設における給水システムの検査と保守、地下水生産井戸の再生などのスキルを最大限に活用することにより、新型ウィルスとの闘いに貢献しています。

【画像】

EWTIとJICAによって作られた非接触式手洗い装置

【画像】

EWTIとJICAによって作られた非接触式手洗い装置

【画像】

カリティ・サブシティの行政事務所での引渡式において、手洗い装置のフットペダルを踏んで水を出して手を洗うEWTI総裁のタメネ・ハイル氏と、それを見ているJICAエチオピア事務所次長の広瀬恵美氏(左側)

【画像】

ボレ・ブルブラ郡第12保健センターに寄贈された非接触式手洗い装置を使って手を洗うJICAエチオピア事務所次長の広瀬恵美氏

【画像】

ボレ・ブルブラ郡第12保健センターでの引渡式で、センター代表者に対して演説をするJICAエチオピア事務所次長の広瀬恵美氏