パートナー企業追加4社の決定と現地での技術支援開始

2021年9月29日

エチオピア国産業振興プロジェクト(輸出振興)(第2フェーズ)では、皮革製品の輸出額増加を目指し、その品質向上のための技術支援を活動の一つとしています。今年5月、靴や鞄を製造するエチオピア企業からサンプルの品質が特に優れた7社をパートナー企業として選びました。8月からは、Ethiopian Highland Leatherの特徴を活かした製品デザインと品質について各企業を訪問し技術支援を開始しました。二次選考を行うこととしたパートナー企業候補13社についても、8月中旬、専門家が工場視察を行いました。

二次選考は1)生産環境・機材、2)製品品質、3)企業ビジョン・人材・企画力を審査ポイントとし、総合的に合否を決定しました。その結果、4社(靴1社、鞄2社、ガーメント1社)を新たにパートナー企業として選出しました。これにより、本プロジェクトで支援するパートナー企業は全11社となりました。

選考後には早速、追加4社にもデザイン画の作成を依頼し、先行していた7社と合わせて、専門家による技術支援を開始しました。どの企業も個性を活かしたサンプル作りを行っていますが、海外市場で受け入れられるレベルまでもう少しです。来年1月~2月に欧米での展示出展を目指して、専門家のアドバイスを受けながら改良を重ねていきます。一方、工員の労働環境の整備が不十分な企業には、商品開発の技術支援と並行して、専門家からアドバイスを行っています。

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商品開発・デザインの支援を行う永井俊二専門家

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鞄の縫製技術を指導する山村武明専門家

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出来上がった靴のサンプルについて議論している