コミュニティ警察の普及を通した警察人材育成プロジェクト（2016年～2019年）

JICAが南米ブラジルに対して20年間実施してきた技術移転の成果として、同国サンパウロ州に根付いた日本式コミュニティ警察があります。住民から信頼されるコミュニティ警察をグアテマラにも普及させるため、ブラジルの協力の下、「コミュニティ警察の普及を通した警察人材育成プロジェクト」を2016年から開始しました。

犯罪者を検挙するだけの従来型の警察から脱却を図り、地域住民との繋がりを強化し、「地域の治安は住民と共に守る」ことをモットーに、防犯に主眼をおいて犯罪を減少させようと、パイロットサイトの警察官は日々奮闘しています。警察官は小中学校を訪問し、薬物使用の危険性や防犯知識を説明する定期講話を開催しています。その他にも、住民リーダーとの集会に積極的に参加し、ゴミ不法投棄対策として地域住民とゴミ拾い運動を行うなど、幅広い活動を通して住民との絆を深めています。

犯罪を未然に防ぎ住民の安全を守るため、本プロジェクトを通じ市民から信頼される親しみやすい警察官の育成を目指しています。