ギジェルモ・カスティージョ副大統領による祝辞

2020年2月7日(金)に行われたボランティア派遣30周年式典にてグアテマラ副大統領からいただいた祝辞のご挨拶抄訳をご紹介しております。

ギジェルモ・カスティージョ副大統領の挨拶抄訳

ありがとうございます。おはようございます、在グアテマラ日本国山元大使閣下、JICAグアテマラ代表の親愛なる山口さん、大統領企画庁長官ケイラさん、大臣の皆様、国際機関のご来賓の皆様、ボランティア、専門家、そのほかのご来賓の皆様、また日本大使館の皆様。ようこそお越しくださいました。常に私たちの必要に対応し、さまざまな地域の国々の発展を支援してきたJICAのこの30周年を祝う機会を、この皆様の国家宮殿で開催することを心から歓迎することを繰り返し述べさせていただきます。

山口さんは、私がバスケットボールに情熱を持っていた昔の非常に楽しい思い出を思い起こさせてくれました。私はバスケットボールのグアテマラリーグで長年にわたりプレーし、それがJICAとの最初の接触、確か1992年のことで、小林徹との出会いは絶対に忘れません。彼は素晴らしいスポーツマンで、2つの特別な資質を誇っており、まあそのうちの1つ目は大した資質ではないのですが異常なくらいタバコを吸っていました。2つ目は異常なくらいに走り、自分たちにも走ることを強要し、正直うんざりしていました。なぜなら、私はバスケットボールをするのは好きなのですが、練習はたくさんするのは好きではなかったこと、とはいいましてもそれは必要な練習ではありましたので、今となっては当時の非常に良い思い出となっています。その後に、山口さんにもお話ししましたように、私のINTECAP(職業訓練校)での時代があります。日本と多くのアジア諸国は教育分野で発展しており、あなた方はこの分野で非常に信頼されており、私たちが受けた協力支援を見てください、ここにいるINTECAPの友人たちは計り知れないほどの本当に素晴らしい支援を受けてきました。それだけでなく、先ほど大統領企画庁長官のルス・ケイラ氏が言及したように、また先ほどのビデオで見たように、どれほどの協力を日本から受けてきたのでしょうか。山元日本大使閣下、日本は私たちにとって本当の仲間、同盟国で、私が唯一言える言葉があるとしたら、"日本の人々に神のご加護を"であり、今後ともこの私たちと貴国との関係がこれまでのように続くこと、グアテマラをあらゆるテーマにおいて戦略的パートナーとして見ていただくこと、私たちのことを信頼していただくことを願います。私たちがやっていることを信頼し続けてほしい、私たちには多くの希望、夢があり、国際協力はグアテマラの発展に基礎的な役割を果たしてきたのです。やるべき事はたくさんあります、そう思います、しかしながら、大使、私たちは一人ではないのです、あなた方が引き続き支援してくれることを知っています。既に山口さんとも話しましたが、JICAがグアテマラに対して支援しているその他の協力スキームについても引き続き支援をよろしくお願いします。そして日本人ボランティアが引き続きグアテマラで結婚してください、そうすれば国際協力は継続され、技術移転が永久的に続き、間違いなく私たちに対する支援となり、つまり私たちの関係は続くのです。大使、すべての政府機関はあなた方とよい関係を維持するでしょう。特に優先分野としては、基本的な保健分野、教育分野となりますが、私は今後4年間の政府の主要目標である栄養失調の支援に関してJICAがこれまでに行ったすべてのことを見てきました。繰り返しになりますが、あなた方の支援に感謝します。どうもありがとうございます。神が私たちを祝福してくださいますように。

2020年2月7日

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