式典当日の様子

協力隊員の中にはグアテマラ人と結婚し、活動後もこの地に残って発展、友好関係に貢献する隊員もいらっしゃるというエピソードには会場から拍手が沸き起こり、会場全体が温かいムードになった状態で式典が始まりました。

言語や文化が異なる環境に適応しながら活動を続ける隊員に対する賛意、グアテマラ関係者の理解と受け入れに対する感謝が述べられました。

座右の銘「塵も積もれば山となる」を日本語で述べ、海外協力隊はその実践であると、30年に渡る協力を讃えられました。

これまでのJICAボランティアの活動ビデオが会場に流されました。

かつて協力隊員のカウンターパートであり、隊員とも関わりのあったカスティージョ副大統領。職業訓練庁長官時代に多くの隊員を受入れ、日本からの支援へ感謝の言葉をいただきました。

両国歌演奏並びに式典前及び後にグアテマラ及び日本の名曲（シェラフの月、さくらさくら、歩こう等）が演奏されました。また、同クラブ一員である吉本治一郎さんは、グアテマラ元隊員で、現在は同大学にて昆虫学教室研究員として勤務されています。

グアテマラ事務所はこの日に向けて約1年間に渡り準備を行ってきました。式典の行われた国家宮殿は、同年1月に新大統領の就任が行われるほど、グアテマラにとっては象徴的な場所です。そのような重要な場所で式典を行うことができたのは、グアテマラにて活動を続けてきた800人の海外協力隊員の成果とグアテマラの人々との信頼関係の蓄積によるものです。この式典によって両国の更なる友好関係の構築が再確認できました。