地方開発のための自治体能力強化プロジェクト

「地方開発のための自治体能力強化プロジェクト(FOCALII)」は、地方分権化が推し進められているホンジュラスにおいて、地域住民が本当に必要としている開発事業を、住民の意志と参加を反映しつつ、地域資源を有効活用しながら、地域の市連合会とそれぞれの市が主体となって実施することが出来るようになることを目指しているプロジェクトです。具体的には、市と住民が一緒に地域のセンサスを行い、それを元にコミュニティ毎にコミュニティ開発計画を策定し、その結果を組み込んだ市の開発計画を策定します。そして、最終的にはその中の事業を計画に則って地域資源を有効活用しながら実施する、という一連のサイクル(「FOCALプロセス」と呼んでいます)を進めることが出来るように能力開発の支援をしています。

このプロセスは2006年9月から2010年10月までホンジュラスの西部地域で実施された「西部地域・開発能力強化プロジェクト(FOCALI)」において構築されたプロセスです。つまり、ホンジュラスの現状に合った、ホンジュラスの市が必要としていて、かつ彼ら自身で実施することが出来るプロセスなのです。

FOCALIIではFOCALIの経験を全国に普及しています。現在、全国298市のうちの6割以上の市が、それぞれの地域の市連合会とともにFOCALプロセスを学び実践しているところですが、まだまだ多くの市がFOCALプロセスの普及を待ち望んでいるところです。

詳しくはプロジェクトのホームページをご覧下さい。