当機構事業のポータルサイトにおける不正アクセスによる情報流出事案について

2020年6月12日

当機構の技術協力事業「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ『修士課程及びインターンシップ』プログラム(ABEイニシアティブ)」の運営業務を委託している一般財団法人日本国際協力センター(JICE)により、2020年6月12日、同業務で開発・運用している「ABEイニシアティブポータルサイト」への外部からの不正アクセスについて公表がありました。

今回の事案は、外部からの不正アクセスにより、現時点で、アフリカからの留学生1,225名、同留学生の受入大学のご関係者652名、過去に本事業への応募にご関心を持たれJICEまでお問合せいただいた方々102名、JICE職員3名、当機構職員2名(計1,984名)のメールアドレス並びにABEイニシアティブポータルサイトへのログイン用パスワードが流出したことが判明したものです。

これら対象となった方々にはJICEより経緯のご説明とお詫びのご連絡をしております。

今回の事案にかかる経緯は以下のとおりです。
(1)JICEにおいて、2020年4月下旬より、ABEイニシアティブポータルサイトのセキュリティ強化のため、脆弱性診断テストを開始したところ、同テストの過程で、外部より不正アクセスがあったことが確認されました。
(2)ログ解析の結果、外部からの不正アクセスにより、アフリカからの留学生、大学のご関係者、過去に本事業への応募にご関心を持たれJICEまでお問合せいただいたアフリカの方々、JICE職員、当機構職員のメールアドレス、及びログイン用パスワードが流出したことが判明しました。なお、ログ解析の結果からは、同アドレスとパスワード以外の情報の流出はないことが確認されております。
(3)現在は同サイトを一時的に閉鎖しており、当該サイトへのアクセスはできない状況です。また、同サイトの開設当初にさかのぼり、不正なアクセスがあったか解析を行っております。

同法人への本件委託業務を監督する立場である当機構としましても、このような事案が発生したことを重く受け止め、関係する皆さまに多大なご迷惑・ご心配をおかけしましたことに対し深くお詫び申し上げると共に、今回事案を踏まえた再発防止に向けて取り組んでまいります。