ケニアは東アフリカの玄関に位置し、比較的高い教育水準とインフラ整備状況を生かして、周辺国と比較して産業が発展しています。しかし、世界的な国際企業がある反面、労働力の大多数を占める中小零細業者は、輸出機会を十分に捉えられているとはいえません。そこでJICAは、2006年から2010年初頭にかけて、延べ2,000名を越える中小企業経営者や社員に対して貿易実務に関する研修を実施してきました。
本プロジェクトフェーズ2では、JICAはこれまでの実績をベースに貿易研修の内容をより充実させるとともに、企業経営をより強固なものにするために貿易省傘下のケニアビジネス訓練研修所(KIBT)とも連携して、産業クラスターにおける経営研修やコンサルティングの実施能力の強化にも取り組んでいます。