ケニアにおける新型コロナウイルス感染症対策のための支援-PCR検査キットを提供-

2021年6月4日

ケニアにおける新型コロナウイルス感染症対策として、日本政府はPCR検査キットの供与を実施し、6月3日に引き渡し式が開催されました。日本側から在ケニア日本国大使館堀江良一大使、JICAケニア事務所岩間創所長、ケニア側からムタヒ・カグウェ保健長官、サミュエル・カリユキケニア医学研究所(KEMRI)所長が式典に出席しました。

岩間所長は、保健省との長い協力のもと、感染症などの健康危機への対応とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(注)の達成に向けた支援を推進している旨に触れたうえで、KEMRIがアフリカ域内における新型コロナウイルス感染症の対策強化に一層貢献することを期待すると述べました。

カグウェ保健長官からは、検査キット供与に謝意が述べられ、感染症対策及び保健サービスへのアクセス改善に向けて、医療従事者などの人的資本への投資と能力向上の強化を図る旨が言及されました。

新型コロナウイルス感染症の拡大は喫緊の課題であり、本支援を通じて、感染対策の強化に資することが期待されます。

(注)「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」は、すべての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態を指します。

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