ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)の農学部棟のハンドオーバー式典が開催されました

2021年6月11日

6月7日、ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)の農学部棟のハンドオーバー式典が開催され、日本側から在ケニア日本国大使館堀江良一大使、JICAケニア事務所岩間創所長、ケニア側からジョージ・マゴハ教育長官、サイモン・ナブクエシ教育次官、マハブーブ・マリーム・モハメッドJKUAT理事長、ビクトリア・ワンブイ・ングミJKUAT学長が式典に出席しました。

岩間所長は、JKUATと日本の長い協力の歴史の中で、今回の支援がケニアの人材育成及び農業分野の発展に貢献することを期待すると述べました。また、PAU構想(注)のもと、2014年から開始されたJICAの技術協力「アフリカ型イノベーション振興・JKUAT/PAU/AU ネットワーク(AFRICA-ai-JAPAN)」プロジェクトフェーズ2」を通して、JKUATの研究能力や人材育成がより強化されることが期待されると述べました。

マゴハ長官からは、日本による長い間のJKUATに対する支援に謝意が述べられ、大学と民間企業との連携を含め、ケニアと日本の関係がより強化されることが期待されると述べました。

今後、JKUATと日本の協力がより深化していくことが期待されます。

(注)アフリカ域内の社会開発を担う人材を養成・確保するためには域内の高等教育の強化が重要との認識に立ち、2008年にアフリカ連合委員会(AUC)は汎アフリカ大学(Pan African University, PAU)構想を立ち上げました。PAUはアフリカを5つの地域(北部・西部、中部、東部、南部)に分け、各地域に対象分野を定め、各々ホスト国、ホスト大学、支援パートナー国を設けています。
ケニアはPAUの東部拠点のホスト国(対象分野は「科学技術イノベーション」)に選出され、ホスト大学にはJKUATが選出されています。

【画像】

【画像】