マラウイボランティアレポート「マラウイでWADAIKO!!」

2022年8月24日

名前:髙橋 愛
隊次:2021年度1次隊
職種:小学校教育
配属先:カブトゥ教師研修センター
出身地:東京都西東京市

みなさん、はじめまして!私は小学校教育隊員として、ンサル村にあるカブトゥ教師研修センターで活動している髙橋愛です。主に体育・音楽・図工・家庭科・演劇が一つになったExpressive Arts(以下、EA)という科目をカブトゥゾーン内の小学校を巡回し、現地の先生方と協力して教えています。その他にも、現地にあるものを使用した教材教具の提案や、EAに関連したクラブ活動や学校行事の企画・運営も行っています。

今回は、私がマラウイで行っているクラブ活動について紹介します!マラウイの子どもたちにも太鼓の楽しさやみんなで演奏する楽しさを知ってもらいたいと思い、中心校のカブトゥ小学校で週に3回、和太鼓クラブを始めました!でも、気になりますよね?マラウイに和太鼓ってあるの?って。もちろんありません!!!最初は、手作りで太鼓を作ることから始めました。マラウイでも用意することができるたった2つの材料があれば、とっても簡単に太鼓を作ることができます!たとえ楽器がなくても、あるものを使って工夫すれば音楽は奏でることができます。

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和太鼓クラブの活動日を知らせるポスター

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手作り和太鼓

バケツテープがあれば、誰でも簡単に和太鼓が作れます!バケツの中心を通るように隙間なく放射状にピンとテープを貼るだけで完成です!音色は、本物の和太鼓とほとんど変わりません!バケツの大きさを変えれば、音の高さも変えることができます。和太鼓のバチは、道にたくさん落ちている木の枝を使いました。

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和太鼓クラブのメンバー

太鼓を演奏する楽しさをマラウイの子どもたちにも体験してほしい!!そんな思いで始めた和太鼓クラブですが、参加希望者100人を超える超人気クラブとなりました!現在は、5,6,7年生のメンバーと共に、毎週月曜日、水曜日、金曜日に元気に活動しています!マラウイの子どもたちは、リズム感が抜群です!でも、決められたテンポで、決められた音符をたたくのはとっても苦手(笑)。特に、日本特有の和太鼓のリズムは初体験なので、毎回苦労しながらも、一生懸命練習しています!クラブが終わった後も、残って練習する子もいます。残念ながら、人数の関係で4年生以下と受験のある8年生は参加できないのですが、「僕も5年生になったら参加できる?」と他学年の子どもたちもクラブに参加できる日を心待ちにしてくれています。とっても嬉しいです!!

【練習風景:教え合いや譲り合いが自然とできるマラウイの子どもたち】

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マラウイに来て早1年が経過し、残りの任期も約半年となりました。新しい世界や新しい自分に出会った時の子どもたちの感動や嬉しそうな表情が私の生きがいとなっています。一人一人が自分らしく輝けるそんな日を目指して、今日も自分を表現することの楽しさを伝えていきます!!