思い出の一枚「マラウイ湖畔で出会った子どもたちの澄んだ眼差し」

2022年3月17日

名前:福丸 正勝
隊次:平成3年2次隊(1991年12月~1993年12月)
職種:電気工事
配属先:ブランタイヤ市役所 電気課
出身地:鹿児島県霧島市

【画像】

写真はマラウイ到着早々に行った任国内旅行の一枚。マラウイに到着して一週間後、リビングストニアへ向かう途中、マラウイ湖浜辺にて寛いでいたところ、夕方近く3人の子供たちが照れながら近寄って来た。私もまだ英語がろくに話せるわけでもなく、お互いニコニコしながら身振り手振り、それにマラウイの観光マップを見せながら、会話?が弾んだことを今でも鮮明に覚えている。彼らの澄んだ眼差しが忘れられない。ほんとに素直な心を感じた出会いであり、唯一たった一枚の写真です。

一旦彼らと別れ、夕方6時くらいに浜辺で待ち合わせしてリビングストニアに案内してもらう約束をしていたがなかなか来ない。30分くらい待っても来ないので、仕方なく同期の有島さん(写真隊員)とリビングストニアへ歩いて向かうことに。山道を3時間歩き続け、やっとゲストハウスへ到着。到着して出されたホットミルクティーが本当においしく生き返った気分だった。後で思ったことだが、待ち合わせ時間を過ぎても、1時間、2時間くらい待っていれば彼らは来ていたのかもしれない。一年後のクリスマス休暇に再度リビングストニアを訪れ、彼らに再会出来ないか少しの期待をして旅をしていたが、残念ながら再会することはなかった。あれから30年以上、彼らも家族を持ち幸せに日々暮らしているのだろう。今でも澄んだ眼差しが忘れられない。

もう一度、あの地で再会出来たら良いな。

次回は、私が任地で歯を折ってしまい差し歯を作って頂いた平成3年度1次隊 芳賀晴章さん(歯科医師)の思い出の一枚です。芳賀先生、よろしくお願いします。