ウクライナ避難民を受け入れるモルドバ:日本の災害医療体制に感銘

2023年3月20日

ウクライナ避難民に原則無償で医療サービスを提供している隣国モルドバ。人口約264万人の同国に、ロシアによるウクライナ侵略以降約60万人の避難民が流入して今も約8万人が滞在し、保健医療サービスの圧迫を招いています。

このような緊急事態に対応できる災害医療制度の構築を目指し、日本の知見を学ぶためモルドバ保健省や救急病院等から6名が来日しました。一行は日本のDMAT(災害派遣医療チーム)の活動や災害拠点病院を視察し、組織的な体制に感銘を受けた様子でした。保健省次官は「モルドバへの日本の迅速な支援に感謝している。今回の学びを母国に還元したい」と語りました。

世界から注目を集める日本の災害医療。JICAはモルドバでの災害医療体制の構築に向けた協力を続けていきます。

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DMAT隊員養成研修で使用する訓練キット視察(熊本県医師会会館)

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衛星電話の紹介(熊本県医師会会館)

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災害拠点病院にてDMAT救急車視察(日本医科大学付属病院)