ひろばニュース

イベント「実験!つかめる水を作ろう」

2020年8月11日

自転車を漕いできれいな水ができる「自転車一体型ろ過装置」に驚きました!

8月1日(土曜)に、基本展「SDGs–未来につながる17の約束–」の連動イベント「実験!つかめる水を作ろう」を開催しました。私たちの暮らしに欠かすことができない水。貴重な水資源を守るために、水を大切に使う工夫も必要です。そのために世界ではどんな取り組みが行われているのか、そして、私たちが暮らしの中で環境問題に対して何ができるのか、お話を聞いたりメタウォーター下水道科学館なごや(名古屋市下水道科学館)で大人気の「つかめる水を作ろう」の実験をしたりしながら考えました。

環境問題に関する3択クイズに答えました!

初めに、参加者を小グループに分け、展示案内ツアーに出発しました。
ツアーでは、SDGs(持続可能な開発目標)の概要説明を聞いた後、目標の1つであるゴール6「安全な水とトイレを世界に」について基本展「SDGs-未来につながる17の約束—」の展示を見ながら、水の大切さについてお話を聞きました。

また、自転車一体型ろ過装置のデモンストレーションを見ました。JICAは民間企業と連携し、バングラデシュにおいてこの自転車一体型ろ過装置の事業を行っています。泥を含んだ水が自転車を漕ぐことでろ過され、きれいな透明の水になるのを見て驚き、更にその水を飲むことが出来るという説明に参加者の皆さんは再び驚いていました。参加した小学生が驚きながら熱心にメモを取っている姿がとても印象的でした。

こんなにたくさん「つかめる水」を作りました!

「つかめる水」を作る前に、環境問題のクイズで盛り上がった後、なぜ「つかめる水」ができるようになったかについて、メタウォーター下水道科学館なごや(名古屋市下水道科学館)の方から説明がありました。液体はペットボトルに入れられて販売されることが多いのですが、プラスチィックのゴミ問題が世界で注目をあびている中、「つかめる水」があれば容器がなくても持ち運べるのではないかという発想からでき、現在研究中のものだそうです。参加者の「へぇー、そうなんだ。」という声があちらこちらから聞こえました。

インストラクターの説明に従って真剣な様子で液体をすくったり混ぜたりしながら、自分たちで「つかめる水」を作り始めました。初めは本当にできるのかどうか不安な表情の参加者も、徐々に「つかめる水」の形ができてくると、明るい表情になり、自分で作った「つかめる水」を喜んだ顔で見せあっていました。

参加者の皆さんからは、「とても勉強になったし、実験は不思議で楽しかった」「環境については普段の生活の中では意識しないので良い機会になった」などの声がありました。

今後も、なごや地球ひろばでは、楽しイベントを企画していきます。楽しく世界のことを学びたい方、国際協力について興味がある方のご参加お待ちしています!

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