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パネル展連動オンラインイベント第一部【環境学習】一緒に考えよう!地球を守るためにできること

2020年9月24日

パラオってどんな国?クイズに答えて考えてみよう!

ゲストスピーカーの空木マイカさんと川原和眞さん

現在JICA中部なごや地球ひろば2階で開催しているパネル展「新しい世界のヒントを求めて-環境大国パラオのきおく-」と連動した小学生向けのオンラインイベントを実施しました。

ゲストスピーカーとしてJICA中部オフィシャルサポーターの空木さんと、JICA海外協力隊としてパラオで子どもたちに環境教育の授業をしていた川原さんをお招きしました。まず、パラオはどんな国なのかを知るためにパラオの場所や歴史、日本との関わりを学び、時折クイズを出しながら参加者には反応ボタンを使って答えていただきました。他には、川原さんが現地でしていた海のゴミ拾い、絶滅危惧種の保護などの活動のお話や、パラオでナマコやウミガメのたまごが減ってしまっていること、海面上昇や気候変動などの問題に対し、国として大統領がどのような政策を進めているかなど、興味深い内容でした。川原さんが見せてくれるパラオの写真や動画を、子どもたちが真剣に見入る様子がパソコン画面の中からも伝わってきました。

ミッションに挑戦!地球のためにできることとは?

パラオ誓約にサインした用紙を見せてくれている参加者たち

パラオ誓約にサインした用紙を見せてくれている参加者たち

またイベント中には参加者の皆さんにミッションを用意し、事前にワークシートをお送りしていました。中にはワークシートを印刷していてくださり、自分の書いたワークシートを画面越しに見せてくれる子も!パラオでは、入国する際に「パラオの環境を守り、自分が出すゴミもすべて持ち帰る」といった内容の誓約書にサインをすることになっています。皆さんにも自分の名前をワークシートにサインしてもらいました。もう一つのミッションである、「パラオではウミガメのたまごの数が減っています。なぜでしょうか。」という質問には、「他の動物や人間に食べられてしまうから」や「海の水位が高くなっていてたまごが流されてしまっているから」など、活発に意見が返ってきて皆さん一生懸命考えてくれていました。

みんなのアイデアで地球を守ろう!

クイズに正解した参加者に画面越しに拍手を送るゲストスピーカー

イベントの最後に、今日のお話を聞いて「地球を守るために皆さんにできること」を聞くと、「エアコンの温度を上げすぎたり、下げすぎたりしない」、「夏はグリーンカーテンなどで暑さ対策をする」、「すぐにゴミになるものは買わない」などたくさんのアイデアが出てきて、大人も子どもも、参加者の皆さんも私たちスタッフも、皆で一緒に考えられる時間となりました。イベントの感想として、「パラオの国民や政府の環境保全に対する意識の高さに驚きました。相手国から学ぶ姿勢も大事だとわかりました。」、「子どもが関心を持って聞いていた」など大きな学びに繋がったといった声が多くありました。

なごや地球ひろばでは、今後も楽しんで学べるイベントを企画していきます。ぜひ皆さんお越しください!

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