ひろばニュース

知って、作って、考えよう! 手作りクラフトと私たちに身近な国際協力!

2020年10月9日

世界の環境問題と貧困について知ろう!

展示を通してSDGsを知ろう!

10月4日(日曜)に、世界の環境問題と開発途上国における貧困問題について学びながら、いろいろな国の新聞やチラシを使って、自分だけのブレスレットやストラップなどのペーパービーズアクセサリーを作りました!

現在、なごや地球ひろばでは企画展「地球で生きる」を開催中です。SDGsの目標には森を大切することや生物多様性を守るためのゴール15「陸の豊かさを守ろう」があります。このイベントは、企画展「地球で生きる」の連動イベントとして開催しました。

ペーパービーズの材料である紙は木から作られます。そのため、初めにSDGs(持続可能な開発目標)の概略と、SDGs達成のためにJICAが日本の企業と連携して行っているエチオピアでの森を守るための協力について展示を見ながら紹介しました。森の木陰で生育するコーヒーはエチオピアの文化や生計を立てるのに欠かせないものです。エチオピアの森林の減少を食い止めるために現地の方々と一緒に行う「森林コーヒー」の取り組みの説明に、参加者はうなずきながら耳を傾けていました。

開発途上国における貧困問題について学ぼう!

作り方のコツを聞きながら作りました!

次に、開発途上国における貧困問題の解決のための取り組みとして、元子ども兵士に基礎教育と職業訓練を行い、ペーパービーズアクセサリー作りなどの社会復帰の場を提供する日本の市民団体の活動現場の様子を映像で見ていただきました。比較的簡単に作ることができるペーパービーズは貧困から抜け出し生計を立てるための方法の一つであること、そしてそれが、SDGsゴール1「貧困をなくそう」にもつながっていることなどを説明しました。

紙を巻き付けてペーパービーズを作ります!

たくさん丸めて紙のビーズをつくりました

その後、新聞やチラシ、色紙の端切れの中から好きな組み合わせを選んで、ペーパービーズアクセサリー作りがスタートしました。作業を始めるとはじめはうまく巻けず苦戦していた参加者の皆さんも、黙々と竹串に端切れを巻き付け続けると、途中から「上手に巻けた!」「柄がこんなにかわいく出ました!」などという声も上がり、色とりどりのたくさんのビーズを作っていました。

古紙から自分だけのアクセサリーができあがりました!

自慢したくなるオリジナルブレスレットが出来上がりました!

出来上がったペーパービーズアクセサリーはひとつとして同じものはなく、可愛らしかったり、シックな色合いのものもあり素敵な作品ばかりでした。参加者からは「お家でもできそう」「ワークショップだけではなく、環境問題や貧困について学べてよかった。」などの声をいただきました。

なごや地球ひろばでは、今後も体験できるイベントを企画していきます。ぜひ皆様お越しください!

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