ひろばニュース

「太平洋の島国から学ぶ!健康について考えよう」というイベントを開催しました!

2021年7月6日

「健康」の意味について考えてみよう。

ゲストスピーカーのご紹介

6月27日(日曜)に現在開催中のパネル展「Story of the Pacific Islands-太平洋の島をめぐる旅-」と連動し、「太平洋の島国から学ぶ!健康について考えてみよう!」というイベントを開催しました。

まずはゲストスピーカーとしてお呼びした、JICA海外協力隊としてソロモン諸島で活動された浅井恵美子氏とミクロネシア出身でJICA長期研修員のDaunny Aaron Jacob(アーロン)氏を参加者の皆さんにご紹介しました。また、JICA中部に宿泊しているトンガ、フィジー出身の研修員のお二人にも来ていただき、簡単な自己紹介をしていただきました。少し日本語も織り交ぜながら挨拶する研修員に会場からは暖かい拍手がありました。
その後は、イベントの主旨である「健康」について参加者の皆さんと考えるために、SDGsのゴール3番にある「すべての人に健康と福祉を」の意味や重要なキーワードを確認しながら、理解を深めました。

パネル展案内ツアーへ

展示内で紹介しているゲストスピーカーのパネルをご本人から解説

続いて、参加者の皆さんにはパネル展の展示案内ツアーに参加していただきました。現在開催中のパネル展の概要についてご案内し、展示内で紹介しているミクロネシア、ソロモン諸島それぞれのパネルをゲストスピーカーよりご紹介いただきました。パネルは、ゲストスピーカーご本人より提供いただいた写真で作られています。ミクロネシアのDaunny Aaron Jacob(アーロン)氏からはミクロネシアと日本の関係や日本の滞在時の思い出、ミクロネシアをより知ってもらおうと簡単なクイズを交えながら、お話ししていただきました。浅井氏にはソロモン諸島のご自身のパネルをご紹介いただくとともに、写真秘話をお話しいただきました。参加者は聞き入るように耳を傾けていました。

ゲストスピーカーによるソロモン諸島での体験談

ソロモン諸島での医療体制の現状に耳を傾ける参加者

浅井氏よりソロモン諸島の概要や生活、自然、現地での活動、現地で感じた「幸せ」の在り方など、多岐に渡るお話をしていただきました。
浅井氏は臨床工学技士として、現地で医療機器の取り扱い方の指導や健康に関する啓発活動などをされていました。医療機器の物資や設備が足りなくても、現地の方々は工夫して、たくましく生き生きと暮らしている様子が紹介されました。

カフェ クロスロードにて太平洋の島国のスペシャルランチを実食!

ミクロネシア、ソロモンの食事情を聞きながらランチを食べる参加者

最後に、カフェ クロスロードにてミクロネシア、ソロモン諸島、フィジーで食べられている料理を含むスペシャルランチを参加者の皆さんに召し上がっていただきました。感染症予防の観点から、参加者の皆さんには黙食で静かにお食事を楽しんでいただきました。お食事中は、Daunny Aaron Jacob(アーロン)氏、浅井氏より現地での食事情やランチの内容と食材について、解説がありました。また浅井氏からは、ランチの中に含まれていたキャッサバについて、現地での調理の様子をスクリーンでの映像とともにお話いただきました。参加者に味の感想をお伺いすると、「味付けに馴染みがあるものもあり、すごく美味しかったです」との声が聞かれました。
イベント終了後に参加者からは「パネル展示、ゲストスピーカーによって、行けなかった国々の情報、習慣が手に取るように分かって面白かったです。」や「太平洋の島国の健康に対する概念が非常に印象的でした。」、「現地の方がいらっしゃって良かったです。」、「ソロモンやミクロネシアの生活ぶりが見られて、とても楽しかったです。」、「現地の方や実際に現地で活動されていた方の生のお話はやはりとても伝わりやすいです。お食事を通して現地の生活を垣間見ることもでき、とても有意義でした。」などの感想をいただきました。ゲストスピーカーからの現地のお話だけでなく、食事も体験していただいたことで、より学びを深めていただけたのではないでしょうか。

なごや地球ひろばでは、今後も感染症対策を徹底しながら、楽しく学べるイベントを開催していきます。ぜひ皆様お越しください!

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