ひろばニュース

イベント「日本・モンゴル外交関係樹立50周年 モンゴルを感じよう!」を開催しました!

2022年5月26日

モンゴルってどんなところ?

極寒のモンゴルでの活動について語る安部さん

日本・モンゴル両国が外交関係を樹立してから、2022年で50周年を迎えました。
自然・鉱物資源に恵まれ、親日的で日本語学習者も多いモンゴル。そんなモンゴルに派遣されたJICA海外協力隊経験者から現地での生活や国際協力活動、帰国後の取り組みについて話を聞いたり、モンゴル風ランチを味わったりしながらモンゴルの魅力を感じていただくイベントを開催しました。

会場にはモンゴルを深く知りたいという方、以前モンゴルを訪れたことがある方、JICA海外協力隊の活動に興味のある社会人や学生など、たくさんの方々が集まってくれました。


最初に、JICA海外協力隊の小学校教育の職種で派遣された安部咲さんから、モンゴルの概要や小学校での体験についてお話をしていただきました。モンゴルの民族衣装をまとい、登場するやいなやモンゴル語で自己紹介をする安部さん。参加者の方々は突然のモンゴル語にびっくりしている様子でした。
安部さんは、地方の小学校で教科指導・日本語指導などを行いました。冬にはマイナス30度にもなる極寒の地モンゴル。生活習慣や教育制度の違うモンゴルでどのように暮らし、活動をしてきたかをクイズや動画を交えながらわかりやすく教えてくれました。

モンゴルとつながる取り組みを知ろう!

日々の暮らしに寄り添う製品づくりについて語る佐屋さん

次に、JICA海外協力隊としてデザインの職種で活動をした佐屋眸さんにお話をしていただきました。佐屋さんは、協力隊活動がきっかけで、現在は古民家を活用したショップを関西で運営しています。そのお店となごや地球ひろばをオンラインで繋ぎ、モンゴルでの活動や帰国後の取り組みについてインタビュー形式でお話をうかがいました。
佐屋さんはウランバートルにある学校でグラフィックデザインを指導。帰国後にショップを立ち上げ、遊牧民がルーツとも言われる羊毛フェルトを中心に、日本の暮らしに合うデザインを提案しながら現地女性とともに製品化・販売しています。協力隊として活動中の2年間は現地の方と同じ生活をし、彼らと同じ言葉や文化や感覚が身についたそうです。そのおかげで、国を超えて同じ目線で物事が考えられるようになったと言います。また、物が少なくてもその場で知恵を絞って切り抜けてしまうモンゴルの方々の逞しさがモンゴルの魅力であるとも語ってくれました。

日本語教育隊員の教え子が語るモンゴルの魅力!

モンゴルの魅力を語るトブシェさん

佐屋さんはモンゴルで活動中、トブシェさんというモンゴルの学生に出会いました。トブシェさんは佐屋さんの活動先の学校の学生でした。佐屋さんの直接の教え子ではありませんが、JICA海外協力隊仲間の日本語教師から日本語を学んだと言います。トブシェさんには、モンゴルからオンラインで登場していただきました!
トブシェさんからは日本に興味を持ったきっかけや、モンゴルの魅力をたっぷりと語っていただきました。満天の星空に天の川がくっきりと写った写真を見た参加者は、思わず「すごい!」「こんなにきれいでたくさんの星をみたことがない」「自分の目で見てみたい!」との声があがっていました。

モンゴル風ランチを味わう!

会場にはモンゴルグッズを展示

最後に、カフェ クロスロードにてモンゴル風ランチを召し上がっていただきました。モンゴルでは羊の肉をたくさん食べるそうで、今回のお料理は、揚げ餃子(羊肉入り)、羊肉のスープ、羊肉の炒め物などでした。
「食べやすくておいしランチだった」「ランチが大変本格的でびっくりした」「羊肉を初めて食べたが、今まで食べたことのある肉の中で一番美味しかった」などの声がありました。

なごや地球ひろばでは、展示やイベントを通して、国際協力や世界のいまを発信していきます!ぜひなごや地球ひろばへお出かけください。

ひろばニュース