ナミビア通信

大久保 雅弘(派遣期間:2021年9月から2023年3月まで/障害児・者支援)

職種:障害児・者支援 派遣国:ナミビア 派遣期間:2021年9月から2023年3月まで
大久保 雅弘(おおくぼ まさひろ)

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「青い空。白い雲。」日本でよく聞くありきたりな表現も、この国では少し違います。「青い空。青い空。どこまで行っても青い空。」ここナミビアは、世界最大級の砂漠「ナミブ砂漠」を抱え、年間の降雨量が極めて低い乾燥した国です。初めてこの国に来たとき、気持ちが良すぎるくらい輝く太陽の陽射しを浴びて、「これからこの国での生活が始まるんだ!」と気持ちが高揚したことを覚えています。私が発行するナミビア通信の、「ナミビアの陽射しを浴びて」というタイトルは、そんな初心を忘れないためにつけた名前です。

加えてもう一つ。陽射しの眩しさにつられて空を見上げると、「この空は日本と繋がっているんだよなぁ。」と当たり前のことを思い出して嬉しくなります。14,000キロメートル以上離れた日本でこれを読むあなたにも、この国での生活を少しでも知ってもらいたい…。そんな思いでこの通信を綴らせていただいています。

さて、私のことを少し紹介します。愛知県で7年間、特別支援学校の教員経験を積み、2020年度1次隊としてJICA海外協力隊に合格。新型コロナウイルス感染症の影響で1年の延期を経て、2021年9月に着任いたしました。首都ウィントフックにあるモーレソン特別支援学校で、特別支援教育の発展と資質の向上、障害者の社会的地位の向上に努めています。私は常々、「障害がある子どもたちには世界を変える力がある。」と感じています。障害がある子ども達の成長を感じた時、それを見守る周りの人達の表情はどんなものか想像してみてください。きっと心からの笑顔が溢れているはずです。特別支援教育を通して、優しい笑顔が溢れる世の中を作るべく、私の活動の足跡をここに綴っていきたいと思います。

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