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コンセプシオン市及びピラール市給水システム改善計画

プロジェクト名

(日) コンセプシオン市及びピラール市給水システム改善計画
(英) Project for the Improvement of Water Supply System in Concepcion and Pilar Cities
(西) Proyecto para el Mejoramiento del Sistema de Agua en Concepcion y Pilar

対象国名

パラグアイ

署名日(実施合意)

2011年8月30日

プロジェクトサイト

コンセプシオン県コンセプシオン市及びニェンブク県ピラール市

協力期間

2011年8月〜2014年9月

相手国機関名

公共事業通信省(MOPC:Ministerio de Obras Publicas y Comunicaciones)

背景

パラグアイでは,全国の上水道普及率が60.8%に留まっており,首都圏のみならず,地方の上水道の改修・拡張が課題となっています。コンセプシオン市及びピラール市では,浄水施設の老朽化が激しく、河川水の適切な浄水処理がなされていないため,水質基準を満たした飲料水が供給できず,下痢,寄生虫等の水因性疾患の原因となっています。また,給水量についても,需要量に対してコンセプシオンで75%,ピラール市で71%に留まるなど不十分であり,今後人口の増加も見込まれていることから,水量・水質の両面から対応が急務となっています。
本案件では、両市に高濁度の原水の処理に適した急速濾過方式の浄水施設を建設及び取水施設の改善を実施することにより、両市の飲料水質の改善、処理システムの適正化、給水量の増加及び住民の安全な水へのアクセスの改善を図ります。
この協力により,衛生的で安全な飲料水の配水が可能となる人口がコンセプシオン市は現状の約1.4倍,ピラール市は約1.7倍となることが期待されます。また安全な水の安定供給により生活環境が改善され、水因性疾病率の減少に寄与することが期待されます。