プロジェクト名
(日)エステ市国際空港建設事業(PG-P05)
(英)CIUDAD DEL ESTE INTERNATIONAL AIRPORT CONSTRUCTION PROJECT
(西)PROYECTO DE CONSTRUCCION DE AEROPUERTO DE CIUDAD DEL ESTE
対象国
パラグアイ
Loan Agreement(L/A)署名日
L/A締結日:1980年6月18日
L/A発効日:1980年12月5日
プロジェクト対象地域
アルトパラナ県
貸付完了
1994年12月
協力金額
- 供与限度額 11,300百万円
- 償還期間 25年(据置期間7年)
- 金利 4.25%
相手国機関
公共事業・通信省(MINISTERIO DE OBRAS PUBLICAS Y COMUNICACIONES)
背景
本事業が計画された1970年代後半、パラグアイ政府は運輸部門のインフラ整備の立ち遅れが経済社会発展のボトルネックになっているとの認識のもと、インフラ整備に力を注いで来た。特に、パラグアイは内陸国であることから、輸送手段としての航空セクターは重要な意味を持ち、当時見込まれた航空輸送需要の伸びに対処するため、航空施設の拡充が重要視されていた。
当時のパラグアイは、首都アスンシオンに唯一の国際空港を有するのみであり、悪天候によりアスンシオン国際空港に着陸できない場合は、出発空港に引き返したり、隣国アルゼンチンの空港に着陸せざるを得ず、航空輸送の安定性確保の観点からも代替空港の建設が課題とされていた。
新空港の建設が計画されたアルトパラナ県は、豊富な農業・林業・電力・観光資源を有する開発のポテンシャリティーの高い地域とされ、政府は当地域を農業・商業・観光の開発重点地区に指定し、「アルトパラナ県開発計画」を策定することにより、開発の促進を図っていた。本事業は、同計画の中核をなす事業として位置付けられたものである。
プロジェクト目標
パラグアイ東部の中核都市であるエステ市の西方24KMの地点に、B747クラスの航空機が離着陸可能か国際空港を建設し、将来の航空輸送需要に対処しようとするもの。
成果
A)土木施設
滑走路(3,400メートル×45メートル)1本、誘導路(1,300メートル)2本、エプロン6バース、駐車場、アクセス道路、場周・メンテナンス道路
B)建築施設
旅客ターミナル・管理ビル(9,400平方メートル)、貨物ターミナルビル(1,200平方メートル)、管制塔(1,600平方メートル)、消防ステーション
C)航行援助施設
無線通信・気象施設、航空灯火照明施設
D)その他
給排水設備、コンサルティングサービス
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