ペルーで活躍する日系人 インタビュー

丸井 ヘラルド 氏

【画像】

ペルー日系人会長を2期務め、ペルー移民90周年、100周年、ペルー日系協会設立100周年記念行事実行委員長を歴任したペルー日系人協会の重鎮

経歴

1929年9月生まれ、日系2世
1988~1990年ペルー体育庁長官
1989~1990年、1999~2000年 ペルー日系人協会会長 ペルー移民90周年、100周年実行委員長
2001年~現在 ペルー日系人協会理事
2015年 ペルー日系人協会設立100周年記念行事実行委員長

業績

国際協力功労者表彰(1990年)
叙勲-旭日双光章(1993年)
ペルー共和国国会表彰(2012年)

インタビュー要旨

Q.ご自身の野球との関わりについて

私自身も若い時から野球をしていましたが、息子3人にも野球をさせました。3男は日本の社会人野球でプレーした経験があり、現在はペルー少年野球の指導に当たっています。

Q.日本の野球指導について

野球の指導をしている時は厳しい指導に対して文句を言っていた生徒の親が、3-4か月後にはその効果を認め、厳しくして欲しいとの要望をすることもあり、日本方式の指導法がペルーの子供達の指導に良いとの声があがったのが印象に残っています。

Q.野球イベントについて

今回来られている原監督とは40年前、原さんが現役の時カナダの野球世界大会でお会いしたことがあります。今回野球指導の為に、わざわざ日本から来訪頂けることを聞き、大変驚きました。原さんにはこれまでの経験を、ペルーの子供達に日本式の厳しい指導法で教えて頂くよう期待しました。

Q.JICAのボランティアについて、今後どのように指導してもらいたいと考えていますか?

JICAのボランティアはペルーの野球指導のみでなく、規律についても一生懸命指導してくれますので、大変感謝しています。

今後は、ペルーの地方での野球指導をしたい希望もありますが、治安との兼ね合いからその制限もあり、隊員には首都で、その中でも貧しい子供たちに指導してもらえると良いと思います。ボランティアは真面目に活動をしており、最初は言葉の壁がありますが、若さからすぐに乗り越えてくれます。明るく、一生懸命に活動しています。