カハマルカ州の栄養失調対策プロジェクト

事業実施背景

【写真】カハマルカ州は山岳地域に位置し、ペルー国内で4番目に貧困指数が高い地域です。同州では、人口の79%が安全な水へのアクセスがなく、また劣悪な衛生環境も手伝って、5歳未満児の慢性栄養失調率は42.8%に上っています。このような状況のもと、同州政府は「カハマルカ州食料・栄養安全戦略(2005−2015)」を策定し、母子死亡率、慢性栄養失調、衛生環境等の改善を優先課題として取り組んでいます。

事業概要・目的

【写真】本事業では、3歳未満の栄養不良乳幼児の割合を減少させることを目標とし、妊婦の栄養摂取の改善、授乳婦への母乳育児や離乳食にかかる指導等を行っています。

【写真】また、これらの取り組みが、持続的にプロジェクト対象地域で継続されるよう、行政機関の指導・モニタリング実施にかかる人材及び体制を強化すると同時に、コミュニティーにおいても、栄養改善の取り組みを継続するためのシステム作りと人材育成を行っています。

  • 会議議事録(M/M)署名日:2007年5月29日
  • 実施機関:カハマルカ州政府