フィリピン向け円借款貸付契約の調印:財政支援を通じ、新型コロナウイルス感染症危機対応に貢献

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2020年7月1日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、7月1日、マニラにて、フィリピン共和国政府との間で、「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款」を対象として500億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、アジア開発銀行(ADB)との協調融資による財政支援を通じ、フィリピン政府のコロナウイルス感染症危機対応に協力します。フィリピン全土における感染拡大抑制、影響を受けた人々への社会的保護・救済、経済対策等の危機対策の推進を目的とし、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール 1、3、8等に貢献します。

事業の詳細は以下の通りです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款 50,000 0.01 - 15 4 一般アンタイド

2.事業実施機関
財務省(Department of Finance)
住所: DOF Building, BSP Complex, Roxas Boulevard, Manila 1004, Philippines
TEL:+(632) 8523-9216 / 8525-4194

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期: 2020年7月予定(貸付実行をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービスにかかる招請状送付予定時期:
本事業において、コンサルティング・サービスの実施は予定されていません。
(3)本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:
本事業においては、入札を伴う工事は予定されていません。