JICAとJOCが連携協定を締結~スポーツを通じた国際貢献を強化~

2020年7月27日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)と公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は、7月27日、スポーツを通じた国際貢献強化に向けた連携協定を締結しました。署名は、JICA北岡伸一理事長とJOC山下泰裕会長との間で行われました。

本連携協定は、新型コロナウイルス感染症が世界各国で社会生活に大きな影響を与える中、スポーツが社会や人々のつながりに与える根源的な価値及び重要性を改めて認識し、スポーツの力や価値を国際協力において最大限に活用することを目的としています。

JICAはミッション である「人間の安全保障の実現」を目指し、JICA海外協力隊事業を通じた競技の普及や競技力向上の支援、南スーダン全国スポーツ大会「国民結束の日」を通じた平和促進支援、タンザニア女子陸上大会「Ladies First」の実施を通じた女性の社会進出支援など、「スポーツと開発」事業を推進しています。
また、JOCは、健全な人間力を基礎とした競技力の向上、模範になる真のオリンピアンの育成、それを土台にしたオリンピック・ムーブメントと国際社会との協調、協働を推進しており、平和でより良い世界の構築のために、国際オリンピック委員会、国際競技連盟や各国オリンピック委員会と連携し、発展途上国の選手強化支援など、スポーツを通じた国際貢献を行っています。

このたびの連携協定締結を受け、JICAとJOCは、JICA海外協力隊事業における連携、発展途上国に向けたオリンピアンの情報発信強化をはじめとした、スポーツを通じた国際貢献活動を推進します。