JICAが出資する信託基金“LEAP”を通じた支援(海外投融資):ジョージア初のグリーンボンド投資

2020年7月29日

アジア開発銀行(ADB)が、JICAによる『アジアインフラパートナーシップ信託基金 (“Leading Asia’s Private Infrastructure Fund”: LEAP)』を活用し、2020年7月27日にジョージアにおいてグリーンボンド(*)へ4,000万米ドル(ADBの直接投資2,000万米ドルとJICA・LEAPによる投資2,000万米ドル)を投資しました。ジョージアを含む南コーカサス地域において初のグリーンボンドの発行であり、ADB及びLEAPを通じて同地域の気候変動事業に資する債券市場の育成を後押しすることが期待されます。

本事業は、ジョージアの首都トビリシ及びその周辺地域の上下水道網の補修・改善等に対して、ジョージアで上下水事業及び再生可能エネルギー事業を行う企業であるGeorgian Global Utilities(GGU)が発行するグリーンボンドへの投資であり、トビリシ及びその周辺地域の顧客に24時間適切に上下水サービスが提供されるように支援するものです。

LEAPは2015年11月21日に日本政府より発表された「質の高いインフラパートナーシップ」のフォローアップ施策において言及され、アジア及び大洋州地域の質の高い民間セクターのインフラ案件を対象とし、民間セクターが官民連携パートナーシップ(PPP)等の様々な形態を通じて実施するインフラ事業に対して、出融資による支援を行うものです。 JICAは2016年3月にLEAPに対して15億ドルの海外投融資による出資を承諾しました。LEAPは、アジア太平洋のADB加盟国における質の高い、持続可能な民間セクターによる幅広いインフラ事業を支援しており、支援対象分野は温暖化ガス削減、省エネルギー、良心的な価格での医療サービス等多岐にわたります。

JICAは今後も各国・国際機関と協働し、「質の高いインフラ投資」を推進し、「持続可能な開発目標(SDGs)」も踏まえた開発途上国・地域の経済社会開発に貢献していきます。

(*)グリーンボンド:地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境分野への取り組みに特化した資金を調達するために発行される債券