パラグアイ向け円借款貸付契約の調印：上下水道施設の整備を通じ、生活環境の改善に貢献

国際協力機構（JICA）は、8月27日、パラグアイ共和国の首都アスンシオンにて、同国政府との間で、「シウダ・デル・エステ都市圏水及び衛生事業」を対象として91億3,000万円を限度とする円借款貸付契約（Loan Agreement: L/A）に調印しました。本事業は、米州開発銀行(IDB)との協調融資です。

本事業は、パラグアイ第二の規模であるシウダ・デル・エステ都市圏において、エネルギー効率の高い機材を導入した上下水道施設を新設・改修するものです。安全且つ効率的な上下水道サービスの提供を実現し、同地域の生活環境の改善に寄与するもので、SDGs（持続可能な開発目標）ゴール6、13に貢献します。

事業の詳細は以下の通りです。

1．借款金額及び条件

*調達国はIDBの加盟国に限定される。

2．事業実施機関
公共事業通信省（Ministry of Public Works and Communications）
住所:　Oliva y Alberdi 411 (7mo. Piso), Asuncion, Paraguay
TEL：+595-21-4149-799、FAX：+595-21-4149-313

3．今後の事業実施スケジュール（予定）
（1）事業の完成予定時期：　
2027年7 月（コンサルティング・サービス終了時をもって事業完成とする。）
（2）コンサルティング・サービス（詳細設計等）に係る招請状送付予定時期：2020年9月
（3）本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示：
パッケージ名：浄水場建設工事
予定時期：2021年2月