エチオピア向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:水道事業運営の効率化を支援し、給水サービスの改善に貢献

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2020年9月3日

国際協力機構(JICA)は、9月2日、アディスアベバ市にて、エチオピア連邦民主共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「アディスアベバ上下水道公社無収水削減管理能力強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、首都アディスアベバ市の水道事業を担う同市上下水道公社に対し、無収水(*)を削減するための能力強化を支援するものです。本案件では費用対効果の高い漏水削減対策を実施することで、給水時間や水圧、水質等の給水サービスを改善し、安全な水へのアクセス向上を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール6に貢献します。また、盗水や水道メーターの誤差などによって料金請求が出来なかった無収水量を削減し、同公社の水道事業の効率化・健全化を目指します。

(*)無収水:配水量の内、漏水や盗水などにより料金請求ができない水

 案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 エチオピア連邦民主共和国
案件名 アディスアベバ上下水道公社無収水削減管理能力強化プロジェクト
実施予定期間 48ヶ月
実施機関 アディスアベバ上下水道公社
対象地域 アディスアベバ市
具体的事業内容(予定) アディスアベバ上下水道公社の支局において費用対効果の高い効率的な無収水削減活動計画を策定し、同計画に沿ってOJTを通じた無収水対策を実施することにより、実施機関の能力強化と無収水の削減を図る。