ウガンダ向け開発計画調査型技術協力討議議事録の署名:大カンパラ首都圏の都市計画の策定を支援

【SDGsロゴ】1住み続けられるまちづくりを

2020年12月15日

署名の様子

国際協力機構(JICA)は、12月14日、カンパラにて、ウガンダ共和国政府との間で、開発計画調査型技術協力「カンパラ首都圏都市開発マスタープランプロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、大カンパラ首都圏において、都市開発マスタープランを更新し、地区別の詳細計画の策定及びそのための策定ガイドラインを作成することにより、適切な都市開発管理の実現を図るもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール11に貢献します。

大カンパラ首都圏の中心であるカンパラ市では、人口増加に伴い、急激な開発が進むものの、急峻な丘に囲まれた盆地のため開発適地が限られ、斜面部や郊外部への無計画・無秩序な開発が進み、交通、環境、防災、景観上の問題が発生しています。2040年を目標とした都市開発マスタープランが既に承認されている一方で、地区別詳細計画が存在しないことにより、許認可制度が十分に機能していないことが、計画に基づかない開発が進められている原因の一つとして挙げられています。また、適切かつ効果的に都市開発を進めて行くためには、最新の人口予測など、現状に合わせたマスタープランの更新が必要とされています。

本事業の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ウガンダ共和国
案件名 カンパラ首都圏都市開発マスタープランプロジェクト
実施予定期間 36ヶ月
実施機関 カンパラ首都圏省、カンパラ首都庁
対象地域 大カンパラ首都圏
具体的事業内容(予定) 都市開発マスタープランを更新し、地区別の詳細計画の策定やそのための策定ガイドラインを作成する。また、都市開発に関連するステークホルダー間の連携・調整のための体制を整備する。