スーダン向け無償資金贈与契約の締結:給水システムの運営・維持管理に必要な機材整備を通じ、安全かつ安定的な水の供給に貢献

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2020年12月21日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、12月20日、首都ハルツームにて、スーダン共和国政府との間で、「上水道施設運営維持管理改善計画」を対象として10億400万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、給水システムの運営・維持管理に必要な機材等を整備することにより、安全かつ安定的な水供給の改善を目指すものです。対象地域住民の生活環境が向上することが期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール6に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 スーダン共和国
案件名 上水道施設運営維持管理改善計画(The Project for Improvement of Operation and Maintenance of Water Supply System)
実施予定期間 27ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 灌漑・水資源省及び各州水公社
対象地域・施設 北部州、リバーナイル州、ハルツーム州、北コルドファン州、センナール州、ゲジーラ州、白ナイル州、カッサラ州及びゲダレフ州
具体的事業内容(予定) ① 機材調達
物理探査機7台、揚水試験機材1式、
井戸検層機5台、漏水探知機(ヘッドホン)4台等
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理、(ソフトコンポーネントとして)物理探査、井戸検層、井戸維持管理、漏水探査、水質管理 に係る指導等