セネガル向け円借款貸付契約の調印：灌漑施設の改修を通じ、 コメの生産性向上と食料安全保障強化に貢献

国際協力機構（JICA）は、1月10日、ダカールにて、セネガル共和国政府との間で、「セネガル川流域灌漑稲作事業」を対象として71億6,900万円を限度とする円借款貸付契約（Loan Agreement: L/A）に調印しました。

本事業は、コメの最大の生産拠点であるセネガル川流域において、灌漑施設の拡充・改修と農業機械の調達、灌漑施設の維持管理体制強化、営農支援を行うものです。コメの生産性向上を図り、セネガルの食料安全保障の強化に寄与することで、SDGs（持続可能な開発目標）ゴール2に貢献します。
　　
事業の詳細は以下の通りです。

1．借款金額及び条件

2．事業実施機関
セネガル川デルタ・セネガル川ファレメ流域灌漑整備開発公社（National Company of Development and Exploitation of Land in the Delta of Senegal River, and Faleme Valleys）
住所: Ngallèle RN2 (Route de Rosso) Saint-Louis SENEGAL, BP 74
TEL：+221-33-938-2200

3． 今後の事業実施スケジュール（予定）
（1） 事業の完成予定時期：2026年10月（施設供用開始時をもって事業完成）
（2） コンサルティング・サービス（施工監理等）に係る招請状送付予定時期：2021年2月
（3） 本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示：
調達パッケージ名：農業機械調達パッケージ（Procurement of Agricultural Machinery）
予定時期：2023年12月